三菱自動車工業が技術支援をする「チーム三菱ラリーアート」は8月11日〜17日にタイ〜マレーシアで開催予定のアジアクロスカントリーラリーにトライトンで参戦。王座奪還に挑むチームの紹介および会見、そしてオフロード試乗体験が行なわれた。
今年のチーム三菱ラリーアートは勝ちに行く布陣
破竹の勢いで販売台数を伸ばす三菱トライトン。全長5mを超えるピックアップトラックながら、軽快なハンドリングや三菱ならではの4WD技術による走破性能が人気の理由で、販売地域ベスト5は北海道(11%)、愛知(8%)、東京(7%)、埼玉(5%)となり、2023年12月21日に発表してから2024年6月末までの累計受注数は2900台以上、月販目標は200台を大きく超える水準で推移。
8月11日〜 17日にタイ〜マレーシアで開催予定のアジアクロスカントリーラリー(以下、AXCR)に「チーム三菱ラリーアート」は、新型トライトン4台体制で参戦することを発表。千葉県にあるダートトライアルコースにて、記者会見が行なわれた。
昨年はAXCRにフルモデルチェンジしたばかりのトライトン3台体制で参戦し、総合3位に入賞。今年の「チーム三菱ラリーアート」はタイのタントスポーツが運営、三菱からはダカールラリーで2連覇を果たしたレジェンドドライバー増岡浩 氏が総監督として参画。
今年のドライバーとコドライバーの布陣は、2022年大会で総合優勝を果たしたチャヤポン・ヨーター(タイ)/ピーラポン・ソムバットウォン(タイ)、2023年大会で日本人ペア最上位にランクインした田口 勝/保井隆宏、ラリー経験豊富なサクチャイ・ハーントラクーン(タイ)/ジュンポン・ドゥアンティップ(タイ)、そして、三菱自動車開発部門のテストドライバーであり増岡氏の秘蔵っ子とも言える小出一登とAXCRで入賞経験のある千葉栄二のペアを起用。まさに勝ちに行く布陣だ。
会見で増岡氏は「ニューモデルで2回目の参戦となる今年は、大排気量の競合車と互角に戦うための動力性能の強化やワイドトレッド化でさらに走破性を高めています」と意気込みを語った。
会見の後、豪華にも参戦選手をコドライバーに量産型トライトンでオフロードコースを走れたが、走破性に圧倒されるばかり。トライトンが売れる理由は、ある種当然なのかもしれない。
問い合わせ先=三菱自動車工業 TEL0120-324-860