マイナーチェンジで消滅した6速MTの復活も?
この春のジュネーブショーデビューというにはずいぶん擬装がきついが、これがDB9の後継車=DB11だ。DB10でない理由はファンならご存知の話だが、その名前は映画007のボンドカー専用に使ってしまったから。
さて、アストン・マーティンは構造接着アルミスペースフレームボディ(VHプラットフォームと呼ぶ)を採用する少量生産車だが、このDB11を機に新型VHプラットフォームに移行することになる。エンジンは伝統のV12だが、先日公式に発表されたように、現代風に排気量を6リッターから5.2リッターに縮小、ツインターボ化される。610馬力というパワーもさることながら、アストン・マーティンといえば自然吸気で「いい音」に定評がある。動画からも確認できるが(こちら http://carsmeet.jp/2016/01/18/3872/ )、そこはターボ化されても「音にはこだわっている」ようだから安心していいだろう。サスペンションは前後ともアルミ合金製のダブルウイッシュボーン。トランスミッションは8速ATに加え、6速MTも復活するという。
メルセデスAMGとの提携によって後発が噂されるV8仕様は、どうやらAMG製エンジンになるようだ。車載インフォテインメントなどの電装品にも提携のメリットはおよび、メルセデスと同じ最新装備を実現する模様。イギリス製少量生産車らしいネガな側面は、もはや過去のものになるか?