スマホのジャイロセンサーとGPSを利用
9月20日、トヨタはコメダ珈琲店とKDDIと共同で、愛知県における「ながらスマホ」による事故の低減を目指し、同日よりスマートフォンアプリ「Driving BARISTA」を活用した取り組みを開始することを発表した。
愛知県で2015年に発生した人身事故は4万4369件にのぼり、交通事故死亡者数は13年連続全国ワーストとなっている。その汚名を返上すべく、在名メディア10社が中心となって「AICHI脱ワースト」なるプロジェクトが8月2日にスタートしているのだが、トヨタやKDDIがこれに協賛。ついては自動車運転中の携帯電話使用等違反の検挙数も愛知県では5万101件発生していることから、2016年秋の交通安全週間(9月21日から30日まで)に合わせ、冒頭の3社が共同で「ながらスマホ運転」事故防止プロジェクトを始動させることにしたとのことだ。
「Driving BARISTA」は愛知県内で利用できる、「ながらスマホ運転」防止を目的としたアプリ。スマートフォン本体の傾きを判定するジャイロセンサーや移動距離を判定するGPSを活用して、運転中と判断される状況でスマホ画面を伏せた状態の走行距離を計測するというものだ。スマホ画面を伏せた状態での走行距離が100km分蓄積されると「珈琲所コメダ珈琲店」にてブレンドコーヒーまたはアイスコーヒーと交換できるクーポンを入手できる。
アプリのダウンロードは9月20日から可能で、走行距離蓄積期間は10月6日まで。コーヒー引き替え期間は9月20日から10月31日までとなっている。愛知県内をクルマで走行する機会の多いドライバーは、ぜひご利用いただきたい。
Driving BARISTA公式サイト
http://www.au.kddi.com/cmp/driving-barista/