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ダブル連結トラックの走行を認可

新東名高速での走行がスタート。全長25mのフルトレーラーが走ることに

ひとりのドライバーで大型トラック約2台分の荷物を運べる「ダブル連結トラック」の走行規制が緩和され、従来は最長でも21m以内とされていたフルトレーラー連結車の車両長限度を25mまで延長。2019年1月から一部の道路で走行が可能となった。国土交通省によるとこれで通常の大型トラック2台分に当たる平均22トンの輸送量を1台でこなせるようになり、省人化に加えて約4割の二酸化炭素削減効果も期待できるとしている。
この規制緩和の背景には深刻化するトラックドライバー不足や高齢化があり、一方で新東名高速道路に代表される長大なトレーラーの走行可能な道路が整備されたこともある。今回の緩和でも25mトレーラーの走行範囲は新東名区間(海老名ー豊田東)を主な経路とする場合に限られており、追い越しや縦列走行は禁止。車両性能にも条件があり、ABS、車線逸脱警報など安全装備を備え、ETC2.0の搭載など16の装備要件もクリアする必要がある。運転者も原則として大型自動車免許を5年以上保有するとともに一定の業務経験があり、2時間以上の受講も必要となる。
今後、状況によっては新東名高速以外でも25mトレーラーが走り出す可能性も高いが、積荷増、重量増がドライバーの負担増とならないための配慮も欠かせない。そのあたりもしっかり監視していく必要がありそうだ。

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