上質なジムニーを生み出すラッピングという手法
マットのガンメタリックをラッピングすることで、ソリッドカラーの単調さがなくなり、高級感が生まれる。
まわりやスープアップ系パーツによってクルマのポテンシャルを高めるのも楽しいが、ドレスアップによって自分だけのクルマを作るのも、カスタムの醍醐味だろう。クライムマックスが手掛けたこのJB64は、足まわりの変更といったジムニー定番のカスタムを行いつつも、それ以上にアピアランスを徹底的に追求したクルマとなっている。
自社製オーバーフェンダーでクルマのボリューム感がアップ。写真のカーボンのほかにFRPも用意。
スペアタイヤカバーもしっかりとラッピングしている。細かなデザイン、ロゴ等も再現が可能だ。
極太5本スポークのWORK CRAG S1Jは、クルマのカラーリングとの相性を考慮してブラックを選択。
なによりも目を引くのが、その迫力のあるルックスだろう。ブラックとガンメタリックのツートンカラーはジムニーをより精かんな表情に作り替え、大人っぽい雰囲気さえも生み出した。じつはこのカラーリングは、ペイントではなくラッピングで仕上げられている。ボディカラーとあわせてホイール(WORK CRAGS1J)もブラックをチョイス。ボディサイドのロゴもブラックの抜き文字とするなど、派手さを極力抑えつつ、それでいてしっかりと自己主張するアピアランスとなっている。なお、この作業を行ったのはクライムマックスのアンテナショップ「ジャスティス」。もちろんこカラー以外の配色やパターンなど、多彩なデザインに対応しており、自分だけの1台を求めるジムニー乗りは、同店に相談してみるのもいいだろう。
サスペンションはハイブリッジファーストのキットを採用して走破性を高めている。
クロスメンバーを変更(ハイブリッジファースト)することでプロペラシャフトの干渉を回避。
ハイブリッジファーストのショック、アーム類はレッドとなっていて、足まわりにアクセントを与える。
足もとにさらなる高級感を与えるカーボン製オーバーフェンダーも同店オリジナル。塗装して使うというユーザーを想定してFRPタイプもラインナップ。ルーフラックは十分な広さと耐荷重性を併せ持ちフロントランナー性をチョイスする。サスペンションはハイブリッジファースト製のキットとした。同店は今後もオリジナルパーツを随時開発、発売するとのことだ。