100万円でドロ沼に陥る!?

サラリと乗れるレアなコンバチ、タルボ・サンバ・カブリオレ【旧車ビギナーは要注意!100万円でドロ沼に陥る!?】

派手さはないが使いやすく開放的なカブリオレ

フルオープンのカブリオレは解放感抜群で、その恩恵はリアシートでも受けることが出来る。ソフトトップの開閉は幌前方のフックを外すだけととても簡単だ。しかも折りたたんだ幌にはカバーが用意されており、これを装着するとオープン状態でもすっきりとしている。

ソフトトップは蛇腹状に収納される。見た目を考慮してかビートル・カブリオレなどと同様にカバーが用意されている。ちなみに開閉方法は、幌前方のフックを外すだけととても簡単。

エンジンは1.4Lでトランスミッションは5速M/Tの組み合わせだ。車重は840kgと現代で言えば軽自動車レベルであり、軽快なドライブも満喫する出来ることは容易に想像できるだろう。

Bピラーには“pininfarina”のプレートが装着される。トランクリッドは、テールランプをかわすようなデザインで、意外にも収納スペースはしっかりと用意されている。

レアな物件だけに、前オーナーも好きモノの様で、しっかりとメンテナンスし、大切に乗られてきたことが伺えた。サラリと乗れるレアなコンバチ。これからの季節は目が離せない。

エンジンは1361ccの直4ユニットで、トランスミッションは5速M/T。エンジンを後方に寝かせて搭載することでエンジン高を抑え、スペアタイヤを搭載するスペースを確保している。これは、兄弟車のプジョー104と同じレイアウトだ。

1984 TALBOT SAMBA CABLIORET

車両購入価格●880,000円

レア度 ★★★★

爽快度 ★★★★

ドロ沼度 ★★★

派手さはないが、使いやすく開放的なカブリオレを楽しみたいならオススメ。残念ながら掲載誌が発売される直前に新オーナーが決まった模様だが、こんなレアなカブリオレをお探しの方はアウトレーヴまで連絡を!

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Text:中本健二/Kenji NAKAMOTO Photo:前田恵介/Keisuke MAEDA カー・マガジン457号(2016年7月号)より転載
CAR MAGAZINE編集部

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