強烈なパワーと高い操安性を実現した別次元のジムニーカスタム
「ジムニーでありながら、ジムニーではない」というコンセプトをもとに、ファイターエンジニアリングが作り上げたJB43改。一見しただけでは定番カスタム風のスタイリングながら、その中身はコンセプト通り圧巻の仕様となっていて、ジムニーでは決して味わうことができない走りを体感できる。
LEDヘッドランプが独特なマスクを作り出す。バンパーもフォグ付きに変更する。
ブラックアウトされたボンネットを開けると、この仕様の全貌が明らかになる。エンジンはスズキ・エリオ用のM18(1800cc)に換装されており、この段階ですでに124PSを記録している。この仕様をベースに同店はさらなるパワーを求めてターボ化を敢行。トラスト製のスイフト用ターボチャージャーキットの導入で200PS超えを実現。
エンジンのパフォーマンスアップに伴い、水温、油温計、ブーストメーターを追加している。
その上でさらなるモディファイを加えることで、250PSオーバーという驚異の数字をたたき出している。タコ足、インタークーラーはターボチャージャーと同じくトラスト製を使用。フロントパイプ、リアマフラーはワンオフで製作。その加速感はもはやジムニーを超越し、スポーツカーをも凌ぐほどのレベルへと昇華しているが、さらなるチューニングを進めており、最終的には300PS超えを目指すという。
ブリットのバケットシートでドライバーをがっちりとホールドし、操作性を向上させている。
エンジンパワーの増大にともない、関連個所にも徹底的に手を加えている。クラッチを強化タイプとすることで、強大なパワーを余すところなく路面へと伝達する。
エンジンはエリオ用M18(1800㏄)とし、トラスト製のターボキット(スイフト用)を投入。
8本ショック仕様の足まわりは、ダンパーに同店オリジナル仕様のKINGをチョイス。エアーバンプも使用するが、こちらも同店の別注品だ。
足まわりにはKING製のダンパーを投入。エアバンプとともに同店の別注タイプだ。
これらのモディファイで車体の挙動は常に安定。強烈なパワーと高い操安性によって、ジムニーは従来のキャラクターを脱皮し、別次元のジムニーカスタムへと生まれ変わった。
フロントパイプ、リアパイプは同店によるワンオフだ。野太い音が気分を盛り上げてくれる。