街中でも熱い視線を浴びること間違いなしのフルオープン仕様
街中でほとんど見ることのなくなったSJ30だが、特に幌ドア仕様は約2年間しか製造されなかった稀少モデル。ジムニー好きの北川氏が綺麗にレストア&メンテナンスして、機関とも非常に良好だ。

オフロード走行で破損させやすいフロントバンパーは潔く撤去。頑丈な牽引フックを装着する。
このSJ30のオーナーは出戻りジムニスト。子供が完全に手を離れたので約20年振りに手にしたという。アフターパーツはまだまだ出回っているが、ノーマルの良さを生かすべく「ノスタルジーに行こう!」とカスタム&チューニング。

リアバンパーもフロント同様に取り外している。ウインカーはアフターのガードで破損を防ぐ。
1番の注目ポイントはノーマルをベースに入れ替え&増しリーフしたサスペンション。シャックルこそノーマルのままだが、本気でオフロードを楽しめるようセッティングされているのだ。

タイヤはマキシス クリーピークローラーをチョイス。タフなルックスのSJ30にピッタリだ。
エンジン関係は、4×4キタガワのオリジナルキャブレター用残圧加速ポンプや電動フューエルポンプ、ステンレスチャンバーでファインチューン。始動性はバッチリで、2スト独特の始動を行えば気持良く目覚める。もちろん吹け上がりも素晴らしく、アクセルを踏み込めば「ポロン、ポロン」という軽やかなサウンドとともに軽快に加速する。カタログによる最高出力は28馬力、最大トルクは5.4kg-mと、そのスペックは現行のJB64よりかなり低い。

タンクガードは必需品だが、非常にレアなスズキ純正を装着。実はかなり頑丈で機能的なのだ。
タイヤはマキシスのクリーピークローラー、それも650-16とノーマルよりも大径かつ重量があるサイズを履く。しかし、ファインチューニングされた絶好調エンジンにはノープロブレム。なんせボディが690kgと軽量なので、シティユースからオフロードまで、オーナーも大満足のパフォーマンスを発揮するのだ。他車用シートを流用することで快適性も大幅に向上している。

リーフは純正をベースに入2番を入れ替え、さらに1枚増すことで戦闘力を高めている。
稀少車、さらにはフルオープン仕様なので、そのルックスは否が応でも目立つ。街中を流せば新型よりも熱い視線を浴びること間違いなし!

ステンレスチャンバーでパワーとトルク、レスポンスアップが向上。軽快な走りを披露する。
SHOP’s VOICE
とても稀少なSJ30の幌ドア仕様なので、その個性を生かすべく、極力純正のままで「改」を付けないことを前提にカスタム&チューニングしました。もちろん、オフロード走破性はしっかりと高めていますよ!

【装着パーツリスト】
★TIRE&WHEEL
マキシス 6.50-16(オープン)/4×4 キタガワ ノースリバー III(48,000円/4本)
★SUSPENSION
4×4 キタガワ ノーマル+増しリーフ(ASK)
★ENGINE & POWER TRAIN
4×4 キタガワ キャブレター用残圧加速ポンプ「改」(7,600円)/4×4 キタガワ 電動フューエルポンプ(ASK)/4×4 キタガワ ステンレスチャンバー(ASK)
★EXTERIOR
スズキ 純正タンクガード(8,000円)
【問い合わせ】4×4キタガワ 054-369-0278 http://www4.tokai.or.jp/jimny_kitagawa/