特集

【ジムニー究極パーツセレクション17】基礎体力向上チューン。低速域はトルク30%増し!【ジムニー天国2020】

【MASTERPIECE】ハイフローターボRS
基礎体力向上チューン。ECU解析に超期待!

新型ジムニーのスープアップはまだまだ発展途上。コンピューター解析ができていないため、ECUチューンはサブコン止まり。現状、大幅なパワーアップは望めない。では諦めるのか? そんなことはない。

製造元はアフタータービンメーカーとして有名なKOYO。調整式のアクチュエータープッシュロッドや、大径化されたフィンなどから、このタービンの本来の実力は推測できるだろう。

マスターピースの奥原氏が今回発売したのは、JB64用ハイフローターボRS。いたずらにA/Rをいじらずに、ターボフィンを拡大しタービンレスポンを向上させ低回転域からトルクを発生させる仕様。ブースト圧の設定はノーマルのまま。効率を向上させるタイプだ。

パワーグラフを見ると分かるが、3000回転でノーマル比30%ものトルクを向上させ、常用域での扱いやすさは特筆ものだ。

このタービン、実は最高出力自体はノーマルECUではさほど向上しない。それは純正の制御のせいだ。奥原氏に話を聞くと、現状のサブコン制御では、このタービンの実力は100%発揮できていない。立ち上がりの優位性のみだ。では、なぜこのタイミングで発売を開始したのか? 基礎体力の向上だ。

ノーマルタービンではブーストを上げるとただピーキーになるだけ。実走における本来もっとも欲しい低速トルクの向上は望めない。潜在している能力の問題だ。

ノーマルと比較した場合の最高出力と最大トルク。低回転域から素早く立ち上がるトルク特性は、ストリートやクロカンなどのシチュエーションでかなり有効。しかし、高回転域での出力があまりパッとしないのは、純正の制御によるものだ。高回転高負荷での連続走行において、純正ECUはスロットルを閉じるという制御を行う。この事案が解決すればかなりのハイパワーが期待できる。

現状では、タービン交換のみで得られる出力は低回転域だけだが、ストリートやクロカンではかなりの武器となる。今後、ECUが解析でき、ブースト圧のコントロールが可能となり、このタービンの本来の実力が発揮できるようになれば、ゆうに100馬力を超える計算だ。

●ハイフローターボRS

【問い合わせ】マスターピース 078-731-8585 http://www.4×4.co.jp/

Photo & Text:那須一博

ジムニー天国2020より転載
LE VOLANT web編集部

AUTHOR

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事
注目の記事

RANKING