スバル初の1Lクラス乗用車として、1966年に「スバル1000」が誕生。当時の同クラスとしては画期的なFF(前輪駆動)を採用したことで、1.5Lクラス並みの広い室内、センタートンネルがないフラットな床面を実現。水冷フラット4エンジンの搭載、フロントインボードブレーキなどの画期的な設計も特徴だった。1969年にはエンジンを1.1Lに増強して、車名を「スバルff-1」に変更した。写真は、ff-1に設定されていた「スポーツセダン」。砲弾型ミラーを備える。フラット4エンジン(EA61S)はミクニ・ソレックスツインキャブを備え、10.0という高圧縮比から77psを絞り出していた。
フォト=スバル