ランボルギーニ

カウンタック50周年を記念したイベントが日本でも開催!【ランボルギーニ デイ ジャパン 2021】

人気ナンバーワンのカウンタックはどのモデルに!?

11月5~6日、新宿住友ビル三角広場を中心に5回目となる『ランボルギーニ・デイ・ジャパン』が開催された。今回のメインテーマは何といっても、今年で50周年となるカウンタックだ。

1971年のジュネーブ・ショーでカウンタックのプロトタイプであるLP500が登場、市販型であるLP400は1974年にデビューを果たしている。その後、LP400S、LP500S、LP5000クワトロバルボーレ、アニバーサリーと進化。1990年にディアブロがデビューするまで、16年も作り続けられたカウンタックはランボルギーニを象徴する存在であり、日本でも愛好家が多いのは言うまでもない。

今回はイベントに先駆けて『ランボルギーニ・カウンタック・コンテスト・ジャパン』が実施された。これは応募したカウンタックのオーナー車に対しネット投票を行い、選出されたベスト10を会場に展示。さらに投票を行い、ナンバー1を決めるというものだ。

ただ状況を鑑みて会場は全て招待制とし、さらに2日間全6グループに分けて行うことで、密を避ける安全策がとられた。我々メディア関係者は初日のグループ1となり、投票も実施。日本で一番有名なカウンタックともいえる1976年式のLP400がトップに輝き、同車は2日間トータルでもトップになり、見事『ベスト・オブ・カウンタック』も受賞した。

しかし他の9台も甲乙つけがたいコンディションで、シルバーのLP400と赤のクワトロバルボーレは他のグループでトップに選ばれ、唯一のエントリーとなったLP400Sは審査員特別賞にあたる『プレミオ・デラ・ジウリア』に輝いた。

また、会場ではエッセンツァSCV12が日本初お披露目となった。こちらはランボルギーニのレーシング部門、スクアドラ・コルセ(SC)の名を冠したサーキット専用モデルで、830HPとなる最強のV12を搭載した世界限定40台となるモデル。日本の割り当て台数は公表されていないが、「引き合いはある」とランボルギーニ・ジャパン代表のダビデ・スフレコラ氏はコメントしていた。

他にも発足したばかりのランボルギーニクラブジャパンのブースが設けられ、パーソナルプログラムであるアド・ペルソナムで仕上げられたアヴェンタドールSVJとウラカンSTOも展示された。

グループ2以降は主にランボルギーニ・オーナー向けとなり、ジャーナリストの西川淳氏、越湖信一氏(初日)、カーデザイナーの中村史郎氏(2日目)、オクタン編集長の堀江史朗氏のトークショーも実施。初日はディーラー単位、2日目にはカウンタック・オーナーによるツーリングも開催された。

筆者は後者の様子も見させて頂いたのだが、エキゾーストノートが力強いのは現代のランボルギーニにも通じるものの、クラシカルであるのはもちろん、どこか繊細に感じたのが印象的だった。またそれが数台でハーモニーを奏でる様に感動。この状況でなければ、多くの人に見てもらいたいとも感じた。

 

ダビデ・スフレコラ氏は開催自体を悩んだようで、道のりは大変だったと振り返る。しかし状況が改善したら、「エモーションを多くの方と共有したい」とも考えており、「今後イベントサイズを大きくしてきたい。できれば来年は東京以外で開催したいですね」と力強くコメントしていた。

フォト=平井大介/D.Hirai、編集部/CARSMEET WEB

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