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ボディサイズが小さいモデルを一括りにコンパクトカーと言ってもそのタイプは様々でハッチバックやセダン、ワゴン、クーペやカブリオレ、SUVと多種多様で多くのモデルが存在しています。
今回は、実用性が高く、便利で経済性も兼ね備えるハッチバックのボディタイプを持ち、プレミアムコンパクトカーと称されるセグメントを牽引する新型BMW 1シリーズの特徴や魅力、価値について、様々な角度から迫ってみたいと思います。
プレミアムコンパクトカーとは?
数あるコンパクトカーの中でプレミアムコンパクトカーと称されるモデルについて特に何か明確な定義があるわけではないのですが、一般的にはプレミアムブランドが提供する中でサイズの小さいモデルがそのように呼ばれています。
日本で販売されているブランドとして、前述のBMW、メルセデス・ベンツやアウディ、スウェーデンのボルボといった欧州ブランドを中心に日本のレクサスや北米のキャデラックといったモデルが挙げられ、基本的には各ブランドのエントリーモデルが該当しています。
ハッチバックタイプのコンパクトカーは基本として前後席共に一定の居住空間が確保されていて(それぞれのデザインやパッケージングにもよるので一概には言えないものの)実用性に優れ、ボディサイズが小さく軽量で燃費も良く、そして、何と言っても大きなボディサイズが主流のプレミアムブランドのモデルの中では小回りがきくため、街中でも扱いやすく使い勝手が良いというのが共通する魅力です。
それでは、一体何がプレミアムであるのか?と言えば、これはコンパクトカーであるかどうかに関わらず、プレミアムブランドがプレミアムたる所以でボディ剛性の高さやサスペンションの持つポテンシャル等によって実現される“走りの良さ”や“静粛性と快適性の高さ”、先進機能を軸とした“予防安全機能の秀逸さ”、高級で洗練された“インテリア”といったところがプレミアムブランドに相応しい内容を持っているところです。
スペックや写真(画像)ではわかりにくいのですが、実際に乗ってみてステアリングやシートに直接触れたりインテリアを眺めたりしてみれば、仮に走らせずとも確認できる部分もあるので、その違いを多くの方が理解されるのではないでしょうか。
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A-Class(Mercedes-Benz)
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A1 Sportback urban chic edition(Audi)
プレミアムコンパクトカーを牽引してきたBMW 1シリーズ
今回、ご紹介するBMWの1シリーズは、3シリーズ(E36、E46)をベースとした3シリーズ コンパクトの後継モデルとして、2004年に初代モデル(E81、E82、E87、E88)が誕生、FR(フロントエンジン×リアドライブ)レイアウトというコンパクトカーとしては珍しいドライブ方式が採用され、2011年に登場した2代目(F20、F21)までは踏襲されていましたが、2019年に登場した3代目(F40)と新型の4代目(F70)はコンパクトカーにおいて主流のFF(フロントエンジン×フロントドライブ)レイアウトが基本になっています。
サイズやパワートレインの出力、重量を鑑みれば、車体として全体のパッケージング自由度に優れスペース効率も高いFFレイアウトが適しているため、また走りの面でも遜色ないと判断されたのであろうと考えられます。
プレミアムコンパクトカーである1シリーズは、BMWのエントリーモデルであると同時に小さいサイズのBMWを求めるユーザーのニーズにしっかりと応える役割も担っています。
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BMW 1シリーズ 第1世代(BMW)
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BMW 1シリーズ 第2世代(BMW)
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BMW 1シリーズ 第3世代(BMW)
新型BMW 1シリーズ発表会
東京の麻布台ヒルズにあるブランド・ストア「FREUDE by BMW(フロイデ・バイ・ビーエムダブリュー)」にて新型BMW 1シリーズ記者発表会が昨秋(2024年10月30日に)行われました。
冒頭、ビー・エム・ダブリュー株式会社の長谷川 正敏 代表取締役社長の挨拶に始まり、『1シリーズは、BMWブランドとは?を理解し感じていただけるクルマ、ニーズの多様化が進む今の時代において様々なテクノロジーが搭載された魅力ある一台に仕上がっています。』といった紹介がありました。
続いて、同ブランド・マネジメント・ディビジョンのケビン・プリュボ プロダクトマネージャーから、エクステリアとカラーバリエーション、インテリアの特徴、ユーザーインターフェイス(UI)を全て一新したこと、パワートレインの高出力化によって加速性能を向上させた等々、プロダクトについての説明が実施され、その中でも『狭い場所では、クルマから人が降りアプリを操作して駐車するのも可能です!』といった最新機能の説明は、1シリーズにもついに導入されたのだと感じ印象的でした。
当日は、長谷川社長の囲み取材も実施され、「新型1シリーズはメインにどういったお客さま層を想定していますか?」の質問に『ファミリー層や女性層なども含め幅広い層に「駆けぬける歓び」を感じていただけるモデルに仕上がっていて、BMWオーナーはもちろん、まだBMWに触れたことのない方にも気に入っていただけることを期待しています。』とお話しされていました。
また「今後のBMWの戦略は?」の質問に『今、BMW(ブランド)はプレミアムからラグジュアリーへの入り口に立っていて、ハード面だけでなくソフト面における若手の教育や組織を変えていく取り組み等にも力を入れており、新しいショールーム・コンセプトの“リテール・ネクスト(温かい雰囲気、ラウンジのような雰囲気の販売店)”の導入も進めていますので、多くの方にBMWブランドを試していただければと思います。』と述べられていました。
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BMW M135 xDrive
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ビー・エム・ダブリュー株式会社 長谷川 正敏 代表取締役社長
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ビー・エム・ダブリュー株式会社 ケビン・プリュボ プロダクトマネージャー
クールさと優雅さを兼ね備える新型BMW 1シリーズのエクステリア
新型1シリーズからモデル名の最後にガソリン・エンジン(インジェクション)を表す「i」が外れたことがエンブレムによって気づかされるエクステリアは、ボディサイズは小さくともキドニーグリルによって優雅さとクールさが兼ね備えられたフロントからサイドへとつながる抑揚のあるライン、ルーフからリアのテールゲートまでの新しいディティール処理が絶妙で、BMWが提唱する「駆けぬける歓び」を体現する躍動感も全体で表現されていて、伝統を継承しつつ新型モデルであることを感じさせる品の良いデザインと感じます。
ボディサイズは〔全長×全幅×全高=4370×1800×1465mm(※120 M SportとM135 xDriveの全高は1450mm)、ホイールベース=2670mm〕先代モデルに比較して全長が少し〔先代はグレードで全長が異なり25~35mmほど〕延びていますが全幅やホイールベースに基本変更はなくサイズはほぼ同じで、エクステリアデザインは正常進化したと言っても良いかと思います。
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BMW 120 – 120 M Sport 特徴(BMW)
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BMW M135 xDrive 特徴(BMW)
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BMW 120 エクステリア(BMW)
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BMW 120 – 120 M Sport – M135 xDrive(BMW)
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BMW 1シリーズ 第3世代〔先代〕(BMW)
質感の高いインテリアと最新のインフォテインメントを備える新型BMW 1シリーズ
新型1シリーズのインテリアにはユーザーインターフェースとしてドライバーに向かって湾曲している「BMWカーブド・ディスプレイ」が採用され、メーターからセンターまで視認性の高い大型ディスプレイが質感の高いマテリアルに組み込まれ端正で丁寧に造られていると感じます。
グレードによってシート生地等は異なりますが、いずれもプレミアムブランドに相応しい満足感を得ることができ、前後席共に居住空間も必要十分に確保されています。
さらにBMW iDriveには最新のインフォテインメントであるBMWオペレーティング・システム9が装備され、オンラインナビゲーションや(Apple Car Playに加えて)Android Autoも使用可能になり、また「QuickSelect」機能によってサブ・メニューに切り替えることなく機能に直接アクセスできたりBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントが組み合わされることで対話によって操作できたり、好みのアプリをダウンロードすることでスマートフォン同様に使用することもできます。
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BMW M135 xDrive フロントインテリア
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BMW M135 xDrive リアインテリア
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BMW M135 xDrive インテリア
パワートレインが進化した新型BMW 1シリーズ
120及び120 M SportにFFレイアウトで搭載される高効率1.5L(1498cc)直列3気筒BMWツインパワー(ツイン・スクロール・ターボチャージャー×バルブトロニック)・ターボ・ガソリン・エンジンは、最高出力156PS(115kW)/5000rpm、最大トルク240N・m/1500-4400rpmと先代モデル(118i)の140PS、220N・mに対して16PS、20N・mほど同一排気量でパワーアップ、さらにマイルド・ハイブリッド・システムによる電気モーターの最高出力20PS(15kW)/5500rpm、最大トルク55N・m/0-2000rpmが組み合わせられシステム・トータルの最高出力は170PS(125kW)、同じく最大トルクは280N・mにもなります。
現在、BMWのマイルド・ハイブリッド・システムはモデルに合わせて複数存在していて大別すると、ゆったりと走り出す際にモーターのみで少し走行できるタイプとそうでないタイプがあり、このマイルド・ハイブリッド・システムは後者ですが、車両重量が1460kg(120)と先代モデル(118i)の1390kgより70kg増加しているもののWLTCモードで16.8km/Lと同じく13.7km/Lより3.1km/Lも燃費を向上させていて、このあたりもBMWが実用性を重視したパワートレインでも手を抜かずに開発している表れで、絶え間なく進化を続け業界をリードするブランドの所以であると感じます。
そして、もう一つのMパフォーマンス・モデルであるM135 xDriveにFFレイアウトベースの4WDで搭載される2.0L(1998cc)直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンは、最高出力300PS(221kW)/5750rpm、最大トルク400N・m/2000-4500rpmというクラスを超越したパフォーマンスを誇ります。
どちらのパワーユニットにも無段階可変バルブ・リフト(バルブトロニック)、筒内直接噴射(高精度ダイレクト・インジェクション・システム)、吸排気無段階可変バルブ・タイミング(ダブルVANOS)、充電制御(ブレーキ・エネルギー回生システム)、アイドリング・ストップ装置(エンジン・オート・スタート/ストップ)、電動パワー・ステアリングといったBMWが誇る環境性能を向上させるための最新技術がてんこ盛りでトランスミッションには定評のある電子油圧制御式7速DCT(ダブル・クラッチ・トランスミッション)が採用されていて、変速比や最終減速比は120系とM135 xDriveのそれぞれに合わせてきちんと調整されています。
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BMW M135 xDrive 直列4気筒エンジン
最先端の運転支援機能が装備された新型BMW 1シリーズ
新型1シリーズには、既に他のBMWモデルに導入されているドライビング・アシストが標準装備され、高性能カメラ&レーダーや高性能プロセッサーによる高い解析能力によって精度や正確性が従来よりも向上した最先端の運転支援機能を持っています。
具体的には、ストップ&ゴー機能付のアクティブ・クルーズ・コントロール、車線変更警告システムのレーン・チェンジ・ウォーニング、車線逸脱警告システムのレーン・ディパーチャー・ウォーニング、事故回避ステアリングアシスト付の衝突回避・被害軽減ブレーキ、横切る車両や歩行者を検知するクロス・トラフィック・ウォーニング、前車接近警告機能、後車衝突警告機能、ペダル踏み間違い急発進抑制機能といった様々な機能が備わり、さらに高速道路の渋滞時における一定条件下においてステアリングから手を放して走行することを可能にする“ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能”もオプションで装備されます(M135 xDriveは標準装備)。
最先端の運転支援機能によるドライバーの“疲労軽減”や“操作ミスのフォロー”も担う安全サポートは、事故を如何に未然に防ぐかが問われている中、その貢献度はとても高いと言えますが、これらの機能はいわゆる自動運転のレベル2に該当していて、あくまでも運転責任はドライバーであるため『過信は禁物であくまでもドライバーの安全運転が基本』であることを忘れずに注意喚起するのも社会全体にとって重要で忘れてはいけないと考えます。
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BMWの安全サポート技術(BMW)
プレミアムブランドの実力を体感できる120の走り味
BMWのエントリーモデルのエントリーグレードである120に乗り込んで走り始めると、モーターだけでスタートしてくれるBMWのアッパーモデル用のマイルド・ハイブリッド・システムとは異なり、あくまでもメインはエンジンでモーターがアシストする形ですが、エンジンの鼓動以上に走りの力強さを体感することができ、街乗りのストップ&ゴーが多い場面でも3気筒であることを意識させることはなく静粛性に優れ、7速DCTもギクシャク感を伴わずスムースに変速してくれますが、減速時にハイブリッド特有の回生が効いている感じはあります。
120には電子制御されるアダプティブMサスペンションが搭載されていないものの、フロントにストラット、リアにマルチリンクというノウハウが詰まったサスペンションによって郊外や高速道路のスピードが乗ったコーナリングの際にもスタビリティは高く、BMWの「駆けぬける歓び」を体感できます。
そして、快適性とホールド性が両立されるシートも相まって乗り心地も良く、荒れて路面が波打ちバタつく場面でボディ剛性が高いことも確認され、こういった“カッチリ感”はプレミアムブランドならではと思え、さらに狭い場面での取り回しも良いため「今、プレミアムコンパクトカーに乗っている!」という実感がわいてきます。
最先端の運転支援機能であるアクティブ・クルーズ・コントロール×ステアリング&レーン・コントロール・アシストは、夜間の高速道路でも安定していて快適でクルージングは終始スムースですが、アンビエント・ライトがちょうどサイドミラー位置のガラスに写り込むところが視認性の面で気になります。
オプションのハーマンカードン(harman/kardon)オーディオが迫力の低音からキレの良い高音まで伸びやかな音を響かせてくれるので上質で心地良い音楽を楽しむことができ、さらに乗り降りの際にはウェルカム・ライトが足もとを雰囲気良く照らしてくれるため、エントリーモデルであってもBMWらしさはたっぷりで魅力的だと思います。
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BMW 120
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BMW 120 直列3気筒エンジン
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ハーマンカードン オーディオ
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BMW ウェルカム・ライト
価格に見合う価値を持つ新型BMW 1シリーズ
新型1シリーズの車両本体価格は478万円(消費税込み)からで国産ブランドのモデルであれば、中型のミニバンやSUV、セダンといった多くのモデルが検討できる価格帯ですが、プレミアムコンパクトカーを代表するモデルとして、さらに「駆けぬける歓び」をスローガンに掲げるBMWの「ブランドオリジナリティ」を堪能できるモデルとして、「ボディサイズが小さくても上質で数々の最先端の機能(技術)を持つ高級車に乗りたい!」というユーザーにとって、価格に見合う価値は十分にあると思います。
現在は円安相場(対ドル及びユーロ)によって、輸入業界では小売価格にその影響を転嫁するのが基本であるにも関わらず、新型1シリーズはデザインや車体はもちろんのこと、エンジンもアップデート、マイルド・ハイブリッド・システムを新たに搭載して、最先端の運転支援機能も装備するなど、各所を進化させているにも関わらず、価格をほぼ据え置き(120の車両本体価格478万円は先代118i Play最終モデル476万円と2万円差)にしているところも特筆すべきポイントで、価格をここまで抑えられるのは、BMW内における日本法人(ビー・エム・ダブリュー株式会社)の努力と強さの表れで、日本市場を重要視していると推察されます。
現在の自動車産業は、様々な新しい機能(コネクティッドや運転支援、環境対応等)やサービスの拡充によって取り扱う領域が拡大を続け複雑化していて「ブランドオリジナリティ」が問われています。
そういった中でもきちんとオリジナリティを打ち出せているBMWというブランドやプレミアムブランドの入口を担う1シリーズというモデルは、ユーザーにも認知され理解が得られているので、今後も人気を保ち、ファンも増えると想定されますので、販売面も堅調に推移していくのではないでしょうか。
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自動車産業の構造変化(ABeam Consulting)
〔主要諸元〕
BMW 120 全長×全幅×全高=4370×1800×1465mm(※120 M Sportの全高は1450mm)、ホイールベース2670mm
車両重量1460kg(パノラマ・ガラス・サンルーフ装備車は1480kg)
直列3気筒ターボ・ガソリン・エンジン[型式B38A15P]排気量1498cc
最高出力156PS(115kW)/5000rpm、最大トルク240N・m/1500-4400rpm
電気モーター[型式DD0006N0]
最高出力20PS(15kW)/5500rpm、最大トルク55N・m/0-2000rpm
システム・トータル 最高出力170PS(125kW)、最大トルク280N・m
WLTCモード燃料消費率16.8km/L
緩衝装置 シングル・ジョイント・スプリング・ストラット式 コイル・スプリング(前輪)、マルチリンク式 コイル・スプリング(後輪)
消費税込み車両本体価格 120(478万円)、120 M Sport(498万円)
BMW M135 xDrive
全長×全幅×全高=4370×1800×1450mm、ホイールベース2670mm
車両重量1570kg(パノラマ・ガラス・サンルーフ装備車は1590kg)
直列4気筒ターボ・ガソリン・エンジン[型式B48A20H]排気量1998cc
最高出力300PS(221kW)/5750rpm、最大トルク400N・m/2000-4500rpm
WLTCモード燃料消費率12.5km/L
緩衝装置 シングル・ジョイント・スプリング・ストラット式 コイル・スプリング(前輪)、マルチリンク式 コイル・スプリング(後輪)
消費税込み車両本体価格 M135 xDrive(698万円)
参考リンク)
BMW Japan公式サイト
https://www.bmw.co.jp/ja/index.html
BMW GROUP PRESSCLUB JAPAN
https://www.press.bmwgroup.com/japan/
BMW GROUP PRESSCLUB GLOBAL
https://www.press.bmwgroup.com/global/
BMWの安全サポート技術
https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/technology/visionary_safety/index.html