ニュース&トピックス

ロールス・ロイス、「ブラック・バッジ・スペクター」を発表!同ブランド史上最強のパワーを誇るノワールなBEV

ロールス・ロイス ブラック・バッジ・スペクター

待望のブラック・バッジ・バージョン

ロールス・ロイスは、同社初のBEVである「スペクター」の「ブラック・バッジ」バージョン、「ブラック・バッジ・スペクター」を発表した。

【画像23枚】ロールス・ロイスのアルター・エゴ(別人格)によるスペクターの詳細を見る!

「大胆なエクステリア仕上げ、鮮やかなインテリアのディテール、そして革新的なビスポークの可能性を兼ね備え」るというこのモデルは、最高出力485 kW (659 hp)、最大トルク1075 Nmというパワーを発揮、これにより史上最もパワフルなロールス・ロイスになったとのこと。その開発にあたっては、複数のオーナーから、匿名化された走行データヘのアクセス許可を得て、数十万マイルに及ぶ運転行動を定量的に分析、顧客グループのイメージをより明確化したという。

圧倒的なパワーを瞬時に開放する!
ブラック・バッジ・スペクターでは、「圧倒的なパワーを瞬時に発揮する」というコンセプトがふたつのモードに表されている。ひとつ目は「インフィニティ・モード」と呼ばれるもので、ステアリング・ホイールに備わるインフィニティ・ボタン(∞)を押すと作動し、485kW(659hp)の最高出力が解放され、よりダイレクトなスロットル・レスポンスを実現するという。

ふたつ目は「スピリテッド・モード」と呼ばれるもので、同じくそのパワーを、停止状態から瞬時に解き放つというもの。停止している状態でブレーキとスロットルを同時に完全に踏み込み、車の準備完了を確認した後ブレーキを完全に解除すると、トルク出力は1075 Nmという最大数値まで一時的に増幅され、0-60mphをわずか4.1秒で駆け抜けるとされている(0-100km/h に換算して4.3秒)。

これらの機能のルーツは、ロールス・ロイスの航空機用エンジンに存在するという。スーパーマリン・スピットファイアをはじめとするマーリン・エンジン搭載の航空機では、パイロットがスロットル・レバー基部のスイッチを押すことで、瞬時に追加のパワーを得ることができたのである。

こうしたパワーを使いこなせるよう、シャシーにも数々の変更が取り入れられている。ステアリングのフィーリングを重くしロール安定性を調整することで、ステアリング・ホイールの操作からのフィードバックを高め、コーナリング時の車体の揺れを低減させたとのこと。また、強化されたダンパーにより車体のコントロール性能向上が図られている。

ロールス・ロイスでは、こうしたブラック・バッジ・モデルの開発にあたって、一部のユーザーと「秘密の取り決め」を行ったという。スペクターのブラック・バッジ・バージョン登場を待ち望むユーザーが少なくないことを把握した同ブランドでは、特別に選ばれた一部のユーザーに対して、正式発表まではその所有を極秘にすることを条件に、このモデルへ早期に触れることを許可したとのことである。

ノワールの美学に満ちたエクステリア
ブラック・バッジ・スペクターは、新色ヴェイパー・ヴァイオレットとともに世界デビューとなる。この黒紫色は、1980年代から1990年代のクラブ・カルチャー、それを初彿とさせるネオンの雰囲気にインスピレーションを得たものとされている。

アイスド・ブラック・ペイントのボンネットも採用、ロールス・ロイスの44,000色に及ぶ「プレタポルテ」カラー・パレットと組み合わせて、さらに大胆なコントラストも演出でき、さらにはビスポーク・デザイナーとともに、オーナー専用特別色の開発も可能だという。また、既存のショルダーおよびフェンダーのコーチラインに加え、ブラック・バッジでは車体下部1/3の位置に「ワフト(Waft)」コーチラインを施すことも可能となった。

ホイールは、23インチの5スポーク鍛造アルミニウム・ホイールを新採用、部分ポリッシュ仕上げとオール・ブラック仕上げの2種類を用意。顧客層の広がりを受けて、ホイール・セットにはウィンター・タイヤのオプションも用意されている。

クローム部分にはブラック・バッジ・モデルならではのダーク仕上げが施されており、そのノワール(暗黒)な個性を強調。パンテオン・グリル・サラウンド、スピリット・オブ・エクスタシー、ダブル「R」のバッジ・オブ・オナー、さらにはドア・ハンドル、サイド・ウィンドウ・サラウンド、バンパー・アクセントなどがこの仕上げとなっている。

鮮やかなイルミネーション
ブラック・バッジ・スペクターのイルミネーテッド・グリルをより印象的に際立たせる独自の機能として、新開発のイルミネーテッド・グリル・バックプレートを導入。バックプレートのカラーは、テーラード・パープル(Tailored Purple)、チャールズ・ブルー(Charles Blue)、シャルトリューズ(Chartreuse)、フォージ・イエロー(Forge Yellow)の4色から選択可能。さらに、10種類の補色から選択できるイルミネーテッド・ブラック・バッジ・トレッドプレートにより、インテリアにまでこのイルミネーションが広がるという。

力強いインテリアの聖域
外観同様にインテリアも「大胆な」仕上げとされており、スピリット・オブ・エクスタシーを抽象的に解釈したという模様入りのイルミネーテッド・フェイシアに、ブラック・バッジ・シリーズのインフィニティ・シンボルが取り入れられている。このフェイシアは、ピアノ・ブラックの全体を「空」として、大小5,500個以上の「星」を散りばめたデザイン。

これを囲むようにテクニカル・ファイバーの表面仕上げが配されている。これはブラックのボリバル・ウッドをベースにカーボン・ファイバーとメタル・ファイバーを使用したもので、メタル・ファイバーをカーボン・ファイバーの層の間に手作業でダイヤモンド模様に配している。さらに、硬化後はサンドブラスト加工、6層のラッカーによる密封、手作業の磨き工程を経て仕上げられるとのことだ。

インストルメント・ダイヤルは5つのテーマカラー、すなわちビビッド・グレロー(Vivid Grellow)、ネオン・ナイツ(Neon Nights)、シアン・ファイア(Cyan Fire)、ウルトラバイオレット(Ultraviolet)、シンセ・ウェーブ(Synth Wave)から選択しカスタマイズすることが可能だ。このオプションにより、SPIRIT(スピリット)オペレーティング・システムを介して、オーナー自身でデジタル・インターフェースとの調和を図ることができるという。

このデジタル・アーキテクチャは、リモート充電や位置情報の取得に加え、オーナー専用アプリケーションでのデジタル会員制クラブ「ウィスパーズ(Whispers)」へのアクセスも提供するとのことである。

LE VOLANT web編集部

AUTHOR

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事
注目の記事

RANKING