欧州ウェットグリップラベルで「A」を取得
ピレリは、同社製タイヤファミリーのフラッグシップモデルである「P Zero」の第五世代を発表した。

新しいP Zeroの特徴である「画期的な進歩」は、同社技術陣が、人工知能システムとアルゴリズムを組み合わせることで、タイヤの性能ダイナミクスを前例のないほど深く理解するためのソリューションを生み出し、これにより実現されたという。このプロセスでは、仮想プロトタイプテストも開発時間の短縮など重要な役割を果たしたとのこと。
P Zeroのセールスポイントとしては、「ドライとウェット両方の路面でのサーキットテストで強調されたハンドリングの向上」、「制動距離の短縮による優れた性能と安全性」のふたつがあるとしている。この新タイヤは、欧州ウェットグリップラベルで「A」を取得。
開発戦略としてはタイヤ構造とトレッドデザインに重点を置いたとのことで、コーナリンググリップを強化するために溝と接地面に改良を施し最適化したという。同社では、接地面のバランスが改善されたことでブレーキ性能と摩耗率が向上し、タイヤのライフサイクル全体を通じて一貫した性能が確保されたと説明している。またサイドウォールにコントラストの効いたマーキングを施し、見た目も際立たせたという。

新しいP ZERO ラインナップ
サイズは18インチから23インチまであり、すでに 50 種類以上のラインナップで販売開始されている。新ラインナップの大半には、ピレリの特徴であるElect(電気自動車およびプラグインハイブリッド車向けのテクノロジーパッケージ)を採用。転がり抵抗低減により航続距離が増加し、高トルクへの対応やノイズ低減のため特別に設計されたソリューションを採用しているとのこと。
またピレリのエンジニアたちは、まもなく発売される多数の車にこのタイヤを装着するための作業を進めており、ランボルギーニウルスSE、アウディA5、BMW M5 および M5ツーリング、メルセデスGLE および GLS、ルシッドグラビティ、ポールスター4、Nio ET9、シャオミSU7 などのモデルのための専用バージョンを用意、技術承認を既に取得している。