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ブリヂストンの最新プレミアムコンフォートタイヤ「レグノGR-X III」をBMW 5シリーズで試乗! 輸入車向けのサイズラインアップを拡大!

長年にわたるレグノシリーズのノウハウが集約された仕上がり

愛車との時間をより快適で充実したものにするには、タイヤ選びが重要なポイントだ。スポーツカーならグリップ性能を、SUVなら走破性を重視するのは当然だが、多くのドライバーにとって最も求められるのは、静粛性や乗り心地を軸に据えたバランスの取れたタイヤだろう。

ブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤとして長らく人気を博してきた「レグノ」。その最新モデルとなるのが「GR-XIII」だ。

そこで注目したいのが、ブリヂストンのフラッグシップブランド「レグノ」。1981年の誕生以来、静粛性、快適性、そして運動性能を兼ね備えたプレミアムタイヤとして確固たる地位を築いてきた。ラテン語で“王者”を意味するその名が示すように、レグノはハイクラスなドライビングフィールを提供することを目指し、進化を続けてきた。

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今回はBMWの最新プレミアムサルーンである「5シリーズ」に装着し「レグノGR-XIII」の乗り味を確かめてみた。

その最新作である「REGNO GR-XⅢ(レグノ ジーアール クロススリー)」は、2024年2月に登場。ブリヂストンのモノづくり基盤技術“BCMA”と商品設計基盤技術“ENLITEN(エンライトン)”を駆使し、快適性と運動性能のさらなる向上を実現した。BCMAは、カーカス(骨組み)やベルト(補強帯)といったタイヤの基本部材を異なる製品間で共有することで生産効率を高め、環境負荷を低減する技術。一方、エンライトンは、車両カテゴリーや市場ニーズに応じてカスタマイズする手法だ。レグノGR-XⅢはこれらの革新技術を最大限に活用し、プレミアムコンフォートタイヤの新たな一石を投じた。

ブリヂストンの商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」を搭載。そのうえで新トップゴム、新トレッドパターン、新構造、新形状などを持ってレグノらしさを追求したのが「GR-XIII」だ。トレッドパターンには3Dノイズ抑制グルーブ、シークレットグルーブなどの機能が盛り込まれている。

技術面で特筆すべきは、“GR-tech Silentゴム”と“3Dノイズ抑制グルーブ”の採用だ。これにより、ロードノイズとパターンノイズを従来モデルよりも低減。先代レグノGR-XIIと比較すると、低周波のロードノイズは12%、高周波のパターンノイズは8%抑えられ、静粛性は格段に向上した。また、タイヤの構造を見直して接地圧を最適化することで、コーナリング時の安定性を向上し、スムーズで安心感のあるハンドリングを実現したという。

試乗当日は、濡れた路面が徐々に乾いていくという微妙なコンディションであったが、「レグノGR-XIII」は終始安定した走行性能を提供してくれた。

加えてサイズ展開の充実もレグノGR-XⅢの強みのひとつと言えるだろう。発売当初から51サイズを揃え、さらに輸入車オーナー向けにエクストラロード(XL)規格を強化。XL規格は、車重が重く高負荷のかかる車両向けの設計であり、特に欧州車で多く指定されるもの。XL規格対応サイズが増えたことで、レグノを装着できる輸入車の幅も広がり、より多くのユーザーにタイヤを届けられるようになったのだ。

高速での走行でも抜群の安定感と静粛性が感じられた「レグノGR-XIII」は、まさにプレミアムコンフォートサルーンに相応しいタイヤといえるだろう。

今回は、このXL規格のレグノGR-XⅢを装着したBMW 523dで試乗を行った。BMWといえば“駆けぬける歓び”を掲げるドライビングプレジャーの象徴。その中でも5シリーズは快適性の高いサルーンとしてのフォーマリティを備えながら、ハンドリングにも優れるスポーツセダンの筆頭でもあり、そのMスポーツ仕様だから走行性能と快適性のバランスが取れているのは言うまでもない。標準装着するタイヤサイズは245/45R19 102Y XL。この組み合わせがどのようなドライビングフィールを生み出すのか、実際に確かめた。

走り出した瞬間に驚かされたのは、路面からの振動の少なさだった。試乗のスタートは一般的なアスファルト路面ではなく、ヨーロッパの旧市街を思わせる石畳の道。しかし、通常のタイヤならば伝わるはずの微振動がほとんど感じられず、まるでさらに上級のBMW 7シリーズのようなスムーズさを伴った上質な乗り心地を伝えてくる。タイヤが路面の凹凸をしなやかに包み込むように衝撃を吸収し、快適な乗り心地を提供してくれるのだ。

この感触の鍵を握るのはトレッドゴムの柔軟性だろう。その衝撃の吸収力は高く、小さな凹凸をいなすのが何よりも上手い。もっとも、だからといってゴムが柔らかすぎるというわけではなく、しっかりとしたコシを保ったまま、大きな段差を越えても不快な揺れを感じさせない剛性感も保たれている。速度域を問わずショックの収束は速く、後にも残さないため、常にフラットで快適な乗り味が維持される。これはまさに長年にわたるレグノ・シリーズのノウハウが結実したものといえるだろう。

「レグノGR-XIII」の真骨頂といえるのがあらゆる路面でも快適性と静粛性が高いこと。今回の試乗でも走り始めからその性能を実感することができた。

たとえばブリヂストンのスポーツタイヤであるポテンザは、タイヤに熱が入ると高いグリップを発揮するが、レグノGR-XⅢは冷えた状態でも適度な剛性感を保ちつつ、安定した接地感を提供する。この特性が、長距離ドライブや市街地走行における快適性を高めているはずだ。

試乗当日は、ドライからセミウェット、そして再びドライへと移り変わる不安定な路面コンディションだったが、レグノGR-XⅢの安定感は揺るがなかった。523dは400Nmもの強大なトルクを4WDで伝えるモデルであり、タイヤにかかる負荷は相当なもの。それでも排水性にも配慮したグルーブが効いているのだろう、ウェット路面に足をすくわれるような感触さえ伝えてこず、さらにはスプラッシュノイズも抑えられ、静かで安定した性能は終始維持されていた。

さらに特筆すべきは、ステアリングフィールの自然さだ。レグノGR-XⅢは、ドライバーの操舵に対して正確かつスムーズに応答してクルマの動きを素直に、ダイレクトに伝えてくる。BMWがもともと持つ高いハンドリング性能と相まって、ステアリングを切るたびにクリーンなラインをトレースしてくれるのだ。そのフィードバックの心地よさがナチュラルで気持ちよく、ドライビングの楽しさを一層際立たせているように思った。レグノのブランドイメージから、GR-XⅢは特にコンフォート性能が際立つモデルと思いがちだが、そんな走りの性能面でも決して抜かりがないのである。

今回「レグノGR-XIII」の試乗インプレッションをしてもらったのは自動車ジャーナリストの「桐畑恒治」氏。カーグラフィックの編集記者として20年以上にわたり国内外での取材を担当したのちに独立。軽トラックからスーパーカー、オートバイまで、好奇心旺盛なモータリングライターとして活動中だ。

もともと“グレートバランス”をテーマに掲げてきたこのレグノ・シリーズは、世代を重ねるごとに求められる性能要素が細分化されてきているが、それぞれの特性をシームレスに結びつける——まさに“円”のようなバランスの融合が、このタイヤの真価と言えるだろう。ブリヂストンのフラッグシップモデルとして、妥協のない設計が施されていることは言うまでもなく、その一貫した哲学は変わらない。さらにいえば、様々な車両や環境にアジャストする適応力の高さも見逃せないポイント。いつの時代もドライバーの期待に応える柔軟性を備えることもまた、レグノの真骨頂なのである。そんなユーザーの期待にしっかりと応えてくれている最新型レグノGR-XⅢはやはり、“指名買い”に値する一品なのである。

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フォト=篠原晃一 K.Shinohara

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