
通好みのバリエーションモデル登場!
トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEOの、8-10月の新製品情報が届いたので、気になるアイテムをピックアップしてお伝えしよう。AE85/86型のトヨタ・カローラ・レビンに新仕様2種が加わるのである。
【画像18枚】実車なら今ではむしろレアな2モデルの佇まいを見る!
トヨタ・カローラ(と、兄弟車スプリンター)は、1983年に五代目モデル(E80型系)へとモデルチェンジした。新たにFFレイアウトを採用したのがその最大の特徴だったが、2/3ドア・クーペのカローラ・レビン(とスプリンター・トレノ)は、先代E70型系からFRレイアウトを継承。レビン/トレノといえば長らくツインカムのみであったが、この世代ではエンジンを2T-G(最終進化形の2T-GEU)から新開発の4A-GEUに変更している。このユニットは1.6L DOHC 16バルブで最高出力は130ps。
また、この世代ではツインカムだけでなくシングルカム(1.5Lの3A-U)搭載モデルにもレビン/トレノの名が与えられた。4A-G搭載のAE86に対し、こちらは型式名AE85として区別される。廉価モデルというだけでなく、女性仕様車なども設定されていたのが特徴だった。今ではコミックの影響もあり大人気のAE86だが、当時人気を集め出したのはむしろモデルチェンジ後のことで、安価であることや改造が容易であること、またFRであることが改めて注目されたのである。
トミーテックではこの85/86レビンの2ドアをすでに2023年にモデル化、以後バリエーションを展開してきている。今回加わるのはベーシックなGTと女性仕様車(と当時は謳われていた)ライムの2種。ライムは2023年の時点ですでに製品化されているが、GTの方は初の再現となる。このGTは実車では2ドアのみに設定されていたモデルで、豪華なGT APEXなどに対して簡素な内外装が特徴だ。
年式はいずれも83年式とされ、ボディカラーはGTは青、ライムは白となる。今回のライムはオレンジ色のピンストライプが再現されている点にも注目したい。価格はいずれも予価3,740円(税込)、2025年8月発売予定。写真は試作品のため実際の製品とは異なる部分もありうる点、ご注意を。