もう 二度と 姿を現すことはありません でも きっと 永遠に生きていることでしょう【アメリカンカープラモ・クロニクル】第48回

写真は箱の裏面。この時期のリンドバーグの箱がワンピース成型であるため、裏面までカラーで印刷されているのは以前にも説明した通り。さて、ブンブンうなる猛牛の群れを率いてレースをととのえるペースカーがただの市販車であることに、このアメリカン・ラウンドアップの意味があった。とりわけ1953年のペースカーには、同乗者ウィルバー・ショウがいたことは勿論、そのステアリングを「まだなにものでもない若者」ウィリアム・クレイ・フォードが握っていた。