
ラインナップ拡充で多様なニーズに応える
マセラティは、SUV「グレカーレ」の既存のラインナップ(「グレカーレ・モデナ」、「グレカーレ・トロフェオ」)に、「グレカーレ」エントリーモデルを新設、追加した。
このエントリーモデルは300psの4 気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載、19インチのダイヤモンドカットホイールやプレミアムレザーインテリア、12 段階の調整が可能なヒートシートなどを装備している。
なお、グレカーレ・モデナは330馬力の4気筒マイルドハイブリッドを搭載、20 インチのダイヤモンドカットホイールやマトリックスヘッドライト、LSD、アダプティブサスペンションを備える。グレカーレ・トロフェオは530psのV6ネットゥーノエンジンを搭載。
これに併せグレカーレはカラーパレットを刷新、11色の標準ボディカラーが用意されるほか、カスタマイズプログラム「フォーリセリエ」を通じて特別なオプションも提供される。新しいカラーパレットでは、“オレンジ・デビル”(下の写真)が春のコレクションとして登場し、ブラックキャリパーと“ブラック&アイス”のスポーツ・プレミアムレザーのインテリアを組み合わせることが可能となった。
マセラティの他モデルと同様、グレカーレもエクステリアおよびインテリアを自由にカスタマイズできる。前述のフォーリセリエの一環として、ソリッドカラー、メタリックカラー、三層および四層カラー、マットカラーを含む様々なボディカラーが用意されており、またこれらのカラーはすべて、ヴィアーレ・チロ・メノッティの工場に新しくオープンした「オフィチーネ・フォーリセリエ・マセラティ」にて塗装される。
グレカーレをアートにするイベントを開催
エントリーモデルの導入を祝し、マセラティは本国イタリアにて「グレカーレ・アーバン・ツアー」を開催。このイベントは、車の卓越した技術と芸術性を融合させたものだという。5月から始まるツアーでは、トリノ、ローマ、ミラノなどイタリア主要都市の現代美術館やギャラリーにおいて、「グレカーレ」をまるで ”動くアート作品” のように展示するとのこと。日常のドライブを特別な体験に変え、コレクターや愛好家、美を愛する人々を魅了することを目指すとしている。
※新型グレカーレは北米と韓国のみ330psの設定。またイタリアに限り、グレカーレとグレカーレ・モデナでは、250psの4気筒マイルドハイブリッドエンジンも設定されている。