幅広い車種に取り付け可能
「デジタルルームミラー」と「2カメラドライブレコーダー」という2つの人気カー用品が同時に手に入るとあって注目度抜群なのが「ミラー型ドライブレコーダー」。現在、国内外を問わず多くのメーカーからさまざまな製品がリリースされているが、その中でも特に注目したい1台がカロッツェリアの「VREC-MS700D」だ。
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カロッツェリアといえばカーナビやカーオーディオのトップブランドとして知られる存在。これまでも多くのドライブレコーダーを世に送り出してきたがミラー型は同社初となり、従来品の開発で得た技術とノウハウが投入されているだけでなく先行する他社のモデルを研究し尽くしたうえで生まれた一台となる。

11型IPSディスプレイを搭載した本体。カロッツェリアらしい洗練されたデザインだ。

フロントカメラはルームミラーの陰に隠れるほど小型だがGPSカメラを内蔵する。

リヤカメラはフロントカメラと同サイズ、同形状。コンパクトで目障りにならない。
ルームミラー型の本体には高輝度な11型IPSディスプレイやGセンサー、マイクロSDカードスロットなどを内蔵し、コンパクトなフロントカメラ(GPS内蔵)、リヤカメラをパッケージしている。

純正ルームミラーに重ねて固定する。固定ゴムバンドは大小2種類から選択して使用。

背面のケーブル接続部に切り欠きがあり、車内側からは配線が見えにくい。

電源はシガーライターソケットから取得する。動作確認用LEDインジケーターを備えている。
本体はゴムバンド(大小2サイズ付属)でルームミラーに重ねるように固定、カメラはフロント/リヤウインドーに両面テープで貼付け、電源はシガーライターソケットにプラグを差し込む、という簡単取り付け。本体背面には3本のケーブルを接続するが、端子部が車内から見えないよう配慮された形状だ。汎用性に優れ、純正ルームミラーが一般的なサイズであれば車種を問わずに適合するだろう。

フロントカメラの日中映像。WQHD画質ならではの鮮明さで離れた場所の状況も把握しやすい。

リヤカメラの日中映像。画角は水平134°/垂直70°/対角160°(フロントカメラと同じ)と広い。

フロントカメラの夜間映像。カロッツェリア独自のナイトサイト機能によって暗所も鮮明だ。

リヤカメラの夜間映像。色付きガラスでも露出補正機能で映像を明るく記録できる。
フロントカメラ、リヤカメラとも一般的なドラレコに使われているフルHD画質(解像度1920×1080)よりもワンランク上の高精細なWQHD画質(同2560×1440)としている。そして高感度に定評があるSTARVIS2センサーや明暗差を自動補正するHDRを採用し、暗所に強いカロッツェリア独自のナイトサイト技術も搭載。つねに鮮明な映像記録が行え、周囲の車両のナンバープレートやドライバーの顔などを克明に捉えられる。もちろんこれは映像記録だけでなくデジタルルームミラーとしての映像表示にも反映されており、昼夜とも明らかに肉眼よりハッキリ見える。

触れるだけで反応する静電式タッチパネルを採用。直感的にコントロールができる。
ディスプレイにはリヤカメラが捉えた映像を常時表示しているが、左右隣の車線も見えるほど広い範囲をカバーする。とはいえアナログタイプの純正ルームミラーとの画角の違いで運転しにくい場合もあり、後方ズーム機能によって見える範囲を3倍にまで任意に調整することが可能だ。

初期設定は各項目を選択するだけと簡単だ。後方ズーム機能は拡大率のメモリーも可能。

記録された映像はサムネイル画像から選んで再生ができる。音声も鮮明に聞こえる。
カロッツェリア VREC-MS700D
オープン価格(実勢価格:5万円前後)
http://carrozzeria.jp