
日本初、スウィブルアームを設置
アウディジャパンは、国内2拠点目・世界で8拠点目となるAudi charging hub(アウディ・チャージングハブ)芝公園を、東京都港区・芝公園にオープン、サービス開始した。
Audi charging hub芝公園は、ドイツ・ニュルンベルクで2021年12月にサービス開始したAudi charging hub (ACH)のスタイルを踏襲した2階建て施設。1階には2台同時に充電可能な最大出力150kWの蓄電池型急速充電器1基を設置、2階には50平方メートルのラウンジを併設している。
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このラウンジは現状ではアウディ車のオーナーが利用可能。充電開始をすると手元の携帯端末に二次元コードが配信され、その二次元コードを使って2Fのラウンジにアクセスすることができ、ラウンジで充電時間を有意義に過ごせるというものだ。今後他ブランドのオーナーも仕様できるよう検討中という。
ACH芝公園に設置の急速充電器は、ACH紀尾井町と同様、パワーエックス社製「Hypercharger(ハイパーチャージャー)」を採用。2口の充電ポートを備え最大出力は150kWで、電気自動車2台を同時に充電可能だ。すべての電気自動車モデルに対応しているが、プレミアムチャージングアライアンス(PCA)メンバー以外の電気自動車ユーザーの利用には、パワーエックスのアプリをダウンロード後、Audi charging hubメンバーとしての会員登録が必要となる。
当該施設オープンにあたっては、スウィブルアーム(スイング式アーム)を充電器上部に設置。日本では初採用となるもので、これにより重量のある充電コードが地面につくことがなく、車両の充電口の位置に合わせてスムーズに動かすことができ、充電時のユーザーの負荷が軽減されるという。これもヨーロッパでアウディが採用している技術(AUDI AG特許取得)のひとつだとのことである。
Audi charging hub芝公園は、日本最初の都市公園である芝公園や歴史ある増上寺、東京のシンボル・東京タワーなど、観光客が多く訪れるエリアに近接しており、オフィスビルや高層マンションも多いことから、さまざまな場面でEVユーザーが充電しやすい立地であるという。
2024年4月にサービス開始したACH紀尾井町では累計2,500回以上の利用があり、そのうちの4割がPCA以外のEVユーザーとされている。ACH芝公園のオープンで、都市部における充電拠点不足の解消と、急速充電による充電時間短縮などの電気自動車の課題解決に貢献し、さらなる電気自動車購入の動機づけと電気自動車利用者の利便性の向上につなげたい考えであると、アウディジャパンでは説明している。
●プレミアム チャージング アライアンス(PCA)について
加盟ブランド(現時点はアウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェ)の電気自動車オーナー向けに提供される、90kWから150kW級出力のCHAdeMO規格急速充電器ネットワークを統合した充電サービス。加盟ブランドの電気自動車オーナーは、メンバーになると、充電器の設置場所を問わず急速充電サービスを利用可能。アウディでは、国内では最速レベルの150kW出力の急速充電器を、e-tron販売店118拠点で119基設置。また、アウディの電気自動車e-tronを新車で購入しPCAに新規入会した場合には、最初の1年間の会員費・利用費が無料となる。
■Audi charging hub芝公園 概要
・所在地 :〒105-0011 東京都港区芝公園4-6-8
・営業時間/定休日:年中無休・24時間利用可能
・利用方法:充電器に設置の二次元コードをPCAアプリまたはスマートフォンのカメラで読み取ることで可能
・利用料金:PCA月額会員は75円/分、PCA都度会員は200円/分、Audi charging hub (ACH) 会員は85円/kWh~(従量課金)
Audi charging hubウェブサイト
※充電器は充電規格「CHAdeMO 2.0.2」に対応。CHAdeMOアダプターは利用不可。