エンジンについては先にも触れたが、もう少し具体的に触れておこう。実車の1958年型フューリーには318-cidと350-cidのふたつの排気量のエンジンが、いずれもデュアルキャブレター仕様で搭載されていた。後者はオプション設定されていたもので、ベルヴェディアでもチョイスが可能であった。また、前者はLA型、後者はB型と呼ばれる、基本設計から別物のエンジンである。キットではエンジン本体に関しては、このB型を再現したものとも思われるのだが(撮影した個体はこの通りエンジンが組み立ててあった)……
写真:羽田 洋、秦 正史