作例はインテリアをキット説明書の指示に従ってグレーで仕上げている。第一作という気負いゆえか、このキットでは説明書がかなり独特な作りとなっており、ガレージキットのそれに近い(後の製品にもその匂いは残っている)。イラストによるパーツ組み付け指示ではなく、文章による説明と、パートごとの完成写真を並べたものとなっているのだ。塗装の指示は文字だけの表でなされている。説明書作例のインテリアは、塗装指示のグレーに反してタンで塗装されており、周東氏は少々悩んだとのこと。しかしこれは、実車の内装色が何通りかあるためであろう。
写真:羽田 洋、秦 正史