ファニーカーと呼ばれる最初のものは1964年型ダッジ330をベースとした“ダッジ・チャージャーズ”の3台とされているが、やがて前後の車軸を前方にずらしたアルタード・ホイールベースがその名で呼ばれるようになり、1960年代後半には“フロッパー”(グラスファイバーの一体型ボディーを被せたもの)へと移っていった。このシータウン・ハスラーも、ボディーは市販車のチャージャーのイメージを反映させたにすぎないグラスファイバー製の一体型カウルであり、キットではその形が正確に写し取られている。
写真:羽田 洋、秦 正史