テールフィンの側面、サイドモールの上には「BELVEDERE」のバッジがモールドされている。もちろんキットはベルヴェディアということになっているのだからこれで間違いではないのだが、問題はこのボディーがクリスティーンとしても使用されるということにある。映画『クリスティーン』のプリマスは、フューリーであるかベルヴェディアであるかは暈かされており、「PLYMOUTH」以外のロゴはボディーに装着されていないのである。先述の通りトランクには必要不可欠なはずの「PLYMOUTH」ロゴがモールドされていないことと合わせると、実にアンバランスだ。
写真:羽田 洋、秦 正史