1962年型以降、小さめのボディーを採用していたフルサイズ・プリマスだが、1965年型では本寸法のフルサイズが新規に加わり、従来のボディーはインターミディエイトとして模様替えを行った。フルサイズはタテ目のフューリー、インターミディエイトは丸2灯ライトのベルヴェディア系となって、ひと目でわかるアイデンティティを与えられたのである。後者のシリーズは廉価版のベルヴェディアⅠと上級モデルのベルヴェディアⅡに分かれていたが、さらにその上級のスポーティなプレミアム・モデルとして設定されたのが、ベルヴェディア・サテライトだった。
写真:羽田 洋、秦 正史