“秘密基地”にワクワクした童心をよみがえらせるつくりは最高!
ジムニーならではの個性は室内にもはっきり現れている。広く豪華に進化した近年の軽自動車とは一線を画したコンセプトの定まった作り。必要なものがあるべき場所に配置された道具感は、見ていて気持ちがいい。最新の自動車に求められる安全性もおろそかにされることなく、デイリーユースも安心してこなせる心強さは、相棒として頼もしい限りだろう。
あんまり未来のクルマに見えなくても
どんな状況でも使いやすい操作系が頼もしい
左右対称を基本とした水平のラインで構成されたインパネはオーソドックスで、落ち着いて使いやすい室内を演出してくれるほか、車体の傾きを直感的に悟りやすいというメリットも大きい。速度計+回転計の二眼式アナログメーターも、優れた視認性を提供する。
パワーウインドースイッチは先代モデルのドアパネルから、インパネセンター下部に移動。ウインドー以外にエアコンの操作系も大きめにされているのは、冬場の始動時など手袋をしたままでも調整を容易にできるようにとの配慮から。確実な操作性という面では、パーキングブレーキに手で引くサイドブレーキ方式が継続採用されたことも歓迎したい。
ドアの収納スペースも最小限にして、膝まわりのスペースを稼ぎ、左右に振られやすいオフロード走行でも当たりにくく作られている。
助手席正面のアシストグリップは乗車時には手をかけて乗り込みやすくなるし、さらに身体を揺すられるような路面を走行中のグリップにもちょうどいいというアドバンテージもある。
インパネ最下部にあるアクセサリーソケットは標準装備だが、並んで装着されているUSBポートは純正オプションでつけられる。