その力強さと高級感がワンランク上のジムニーを創る
ディープリムが特徴的な「MK55」をベースに、バランスをより突き詰めて5本スポークにリデザインし、ジムニー専用サイズとしたのが「MK55J」だ。先代のJB23との相性の良さには定評があったが、JB64でも抜群の相性を見せている。そのデザイン、そしてスペックは、多くのユーザーを獲得しそうだ。
大きな特徴は何といってもディープリムだろう。リバースリムの採用によってアウターからインナーへの段差がなくなり、タイヤまわりは立体的な印象に変わり、クルマに「迫力」という形容詞を与えている。5本スポークによって力強さを演出しつつ、スポークデザインをツインとすることで軽快なイメージをも作り出す。スポークのダイヤカットは、その延長線上のフランジエンドにまで施されており、ホイールを視覚的に大きく見せることに成功し、なおかつ高級感をも与えている。その存在感は、オフロードシーンは当然ながら、街中においてもしっかりと自己主張してくれることだろう。
ホイールサイズは16×5.5J(インセット20)。カラーバリエーションは写真の「ダイヤカットグロスブラック」のほかに、爽やかさを感じさせる「ダイヤカットパールホワイト」の2種類を用意。別売りのセンターキャップはクロームとブラックをラインアップする。ホイール自体の剛性が高く、撮影車両の協力を仰いだ寺阪自動車の寺阪方昭代表も「高速域での安定感がアップし、安心して踏んでいけます」と、その性能を絶賛している。