史上唯一、実戦投入された6輪F1マシンを自分の手で操る
星のマークでお馴染みの模型メーカー株式会社タミヤ(以下タミヤ)は、組み立て式RC(ラジオコントロール)カーの新製品として「1/10RC タイレルP34 1977 モナコGPスペシャル 塗装済みボディ」を2019年4月27日ごろ発売する。

1976年のF1グランプリシーンに現れた史上唯一の6輪F1マシン「タイレルP34」。その独創的なスタイルから今なおファンが多いこのマシンを、1/10スケールの電動RCカーとして再現したのがこの商品だ。

ロニー・ピーターソンが乗った3号車と、パトリック.デパイユの4号車を選択して組み立てることが可能。ヘルメットもマーキングまでリアルに再現される。
モデル化されたのは1977年のモナコGP仕様。この年からメインスポンサーとなったファーストナショナルシティ銀行をイメージしたホワイト&ブルーのカラーリングが施されたボディは、ドライバー人形やエンジンのエアファンネル、ウイングの翼端板などが別パーツで構成され、RCカーとは思えないリアルな仕上がりを見せる。

V型8気筒のフォード・コスワースDFVエンジンはエアファンネルを別パーツで構成し、実感を高めている。
また、一般的な組み立てキットではボディの塗装やカットはユーザーが行う必要があるが、このキットに同梱されるボディは工場塗装済み。複雑な形状の部分は一部カット済みとなっているため、初心者でも手軽に仕上げることができる。

衝撃に強く壊れにくいポリカーボネート製のボディは塗装済み&一部カット済み。組み立ての中でも手間がかかる作業だけにうれしい配慮だ。
フロント4輪のステアリングシステムは実車同様
シャシー側で目を引くのが、そのステアリングシステム。実車と同じくフロントの4輪が連動して動き、独特のコーナリングフィールをRCカーでも味わうことができる。

4輪すべてがステアするフロントタイヤは実車同様。この動きをサーボ1つで再現している。

フロントサスペンションはシンプルなコイルスプリング左右独立で組み立ても簡単。
リアサスペンションを支える金属製のオイルダンパーや、通常は別売のオプション設定となっているトルクタイプのモーターなど、このキットだけの特別なパーツも標準装備され、走りも一線級。組み立てにはファインスペック2.4G 電動RCドライブセット(13,800円・税別)および送信機用単三型電池4本が別途必要となる。

ピックアップの良さと伸びのあるトップスピードが魅力の「RS-540 トルクチューンモーター」を標準でセット。

リアウイングのステーは強度の高い金属製。そこにマウントされるオイルクーラーも再現され、リアビューを引き締める。
さらに詳しい情報はタミヤのホームページで。
★★タミヤ
●1/10RC タイレルP34 1977 モナコGPスペシャル 塗装済みボディ 25,800円(税別)