風にあおられた霧が町を呑み込み幻想的な眺め
肱川あらしとは、上流の大洲盆地で発生した大量の霧が冷気を伴って肱川を下り、河口から海へと一気に流れ出すという珍しい現象。内陸の大洲盆地と伊予灘に面した長浜町の気温差が原因とされ、例年10月頃から3月頃まで、良く晴れた日の早朝に発生する。この肱川あらしを見るには、河口近くの小高い山の上ある肱川あらし展望公園がお勧め。風にあおられた霧が町を呑み込み、うねりながら海へと流れていく様はまさに幻想的。
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肱川あらしに包まれる赤い橋は、日本最古の跳ね上げ式道路可動橋である長浜大橋。毎週日曜の13時に点検を兼ねて開閉される。
アクセスガイド
最寄りのインターチェンジは松山道・大洲ICで、そこから河口の長浜町までは約14km。松山市街からだと伊予灘沿いの国道378号(通称:夕やけこやけライン)で約40km。
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Data【Spot 75 肱川あらし】
雲海遭遇率 ★★
雲海の季節 秋~春
◎所在地/愛媛県大洲市
◎ルート/県道24号など
◎最高地点/標高約150m
◎冬季閉鎖/なし
観光情報
大洲市観光協会 TEL 0893-24-2664
文:佐々木 節/撮影:平島 格/写真提供:大洲市観光まちづくり課