465-cidのシボレーV8は670hpを発揮したとされるが、キットではもちろんこのようにパーツ化されている。前述のタミヤ1/18 マクラーレンM8Aのエンジンが、走行用のモーター内蔵により不恰好なものとなっていたこと(スケールの大きさに助けられてその影響は比較的少ないが)、同様のモーター内蔵キットがこれも前出のリンドバーグ1/8キットなどに見られるように1960年代前半にすでに流行し、すでに廃れたものであったことなどを考えると、アメリカンカープラモの先進性が分かるのではないだろうか。
写真:秦 正史(ご提供画像除く)