
50台限定、「ヴァルキリー」にインスパイアされた、低い着座位置など、洗練された人間工学を採用したシミュレーター
アストンマーティンと「カーブ・レーシング・シミュレーター (Curv Racing Simulators)」は、「AMR-C01-R」を発表した。AMR-C01-Rは、「AMR-C01」の強化バージョンで、精密なエルゴノミクス、最先端のハードウェア、さらに没入感のあるレーシング体験を特徴としている。
わずか50台限定のこの新しいシミュレーターは、アストンマーティンの世界的に有名なデザインチームと、「ル・マン」で3度の優勝経験を持ち、シミュレーターのスペシャリストであるダレン・ターナーが率いるカーブ・レーシング・シミュレーターとの先駆的なコラボレーションに基づいている。
AMR-C01-Rは、アストンマーティンの代名詞であるエレガンスとパフォーマンスを体現するためにデザインされた、印象的なオールカーボンファイバー製モノコックと特徴的なアストンマーティン・レーシング・グリルを継承している。
「アストンマーティン・ヴァルキリー」から着想を得て改良されたシートポジションが特徴的なこの最新モデルは、人間工学に基づき、特に背の高いドライバーの快適性と乗降性を向上させるための調整機能を備えているという。
【写真21枚】究極の没入感を実現する49インチ曲面ディスプレイ
洗練されたコントロール、比類ないパフォーマンス
新しいスイッチパネルは、人間工学に基づいて再配置され、必要なコントロールに直感的にアクセスできるようになった。また、よりスポーティでダイナミックな外観のフロントグリルは、冷却効果を高めるために再設計された。
ボンネットの下においても、AMR-C01-Rは大幅な技術的アップグレードを誇っている。1,000Rの曲率を持つ最先端の49インチG95Cモニターが没入感を高め、240Hzのリフレッシュレート(従来は120Hz)と1msの応答時間(従来は4ms)がシームレスでシャープなビジュアルを実現。HDR10+ゲーミングの追加により、より豊かな色彩と深いコントラストが、よりリアルなレース環境を再現する。
前世代のGPUから大きく飛躍したアップグレードされたNVIDIA GeForce RTX 5090グラフィックカードが、超高レスポンスでリアルなドライビング体験を提供。一方、最新のインテル第14世代プロセッサー、32GB DDR5メモリー(16GBから増量)、2TB M.2 SSDストレージ(従来の2倍の容量)により、最高のゲーミング・パフォーマンスと豊富なレーシング・ライブラリーのための十分なスペースが確保されている。
さらに、再設計されたPCシャーシは、最新のハードウェアに対応するだけでなく、冷却効率と将来的なアップグレードのためのアクセス性を向上させ、AMR-C01-Rを将来にわたって使用できるようにしている。
アストンマーティン・チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマン氏は次のように述べる。「カーブの最新シミュレーターは、2020年に発売されたAMR-C01のエキサイティングな続編です。性能が向上し、ヴァルキリーにインスパイアされたシートポジションにより、レーサーがサーキットでアストンマーティンを運転するのに近い体験ができます。
デザイン自体も、ほかのアストンマーティンと同様、従来のレーシング・シミュレーターではなく、彫刻のような芸術作品として住宅にフィットするでしょう」
カーヴ・レーシング・シミュレーターの創設者であるダレン・ターナーは、次のようにコメントしている。「AMR-C01は、2020年に発売されたときにゲームチェンジャーとなりましたが、AMR-C01-Rはそれをさらに次のレベルに引き上げました。
私たちは人間工学と性能を改良し、より没入感があり、直感的で、将来を見据えたものにしました。最高のものを求める人にとって、これは究極のレーシング・シミュレーターです」
わずか50台限定の英国製AMR-C01-Rは、現在注文可能で、基本価格は58,750ポンド(約1140万円)+税。最初の納車は2025年4月を予定している。 www.curvrs.com