
エボⅣ~Ⅵに続くランエボ製品化!
トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEOの、9-11月の新製品情報が届いたので、気になるアイテムをピックアップしてお伝えしよう。三菱ランサーGSRエボリューションⅨ MRが新金型で登場するのである。
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三菱ランサーには、初代モデルからラリー車両のベースグレードとしてGSRが存在し、このネーミングはあの名車ランサーEXターボにも受け継がれ、その後もランサーのトップモデルとして継承されてきた。1991年登場の四代目ランサーにも1800GSRがあったが、これをベースにWRC出場資格取得のため1992年にリリースされたのが、最初のランサーエボリューションである。
ランサーより上のクラスのギャランVR-4からエンジンとドライブトレイン――2L直4ツインカムターボの4G63型とフルタイム4WDの駆動系――を移植したのがその成り立ちで、小型のボディと相まって破天荒な走行性能を実現。四代目ランサー・ベースの第一世代ランエボは、毎年のWRCレギュレーションに合わせてⅡ、Ⅲと進化を遂げ、Ⅲ以降は大型のリアウィングと開口部の大きなフロントバンパーがトレードマークになった。
第二世代のランエボⅣ~Ⅵを挟み、第三世代(CT9A型)は2001年登場のランサーエボリューションⅦから始まっている。その最終型となるのがランサーエボリューションⅨ MRで、2006年発売となるが、同時にこれは名機4G63型エンジンを搭載した最後のモデルでもあった。エボリューションIX MRではターボチャージャーがより熟成され、アクティブヨーコントロール(AYC)の容量アップなどフィーリング面での向上も大きく、それまでのランエボの集大成と言える1台となっていた。
トミーテックでは、これまで歴代ランエボについてはランエボⅣ~Ⅵのいわゆる第二世代を製品化してきているが、今回は第三世代にあたるランエボⅨ MRの、前述の通り新規金型でのモデル化となる。ボディカラーはイメージカラーのグレーと、高級感のあるパールホワイトの2種類あり、具体的なモデルとしてはいずれもランサーGSRエボリューションⅨ MRの再現。価格はいずれも予価3,740円(税込)、2025年9月発売予定。なお、写真は試作品のため実際の製品とは異なる部分もありうる点、ご注意を。