
気になる新スタイルが一部公開
マツダ・ヨーロッパは2025年7月1日、世界的な人気を誇るクロスオーバーSUV「CX-5」の第3世代となる新型モデルを、7月10日(木)午前10時(中央ヨーロッパ夏時間)に世界初公開すると発表した。今回公開されたティザー画像では、よりシャープさを増したヘッドライトや、立体感のあるフロントグリルの一部が明らかにされている。
【写真4枚】これが次世代の「魂動デザイン」!? シャープに進化した「新型CX-5」の姿を見る
「魂動デザイン」は新たなステージへ
ル・ボランWebでは本年2月の記事で、次期型CX-5が欧州で発表されたセダン「マツダ6e」のデザイン要素を取り入れる可能性を報じた。今回公開されたティザー画像は、まさにその予測を裏付けるかのようなシャープで先進的なフロントマスクをまとっており、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)」が新たな次元へと進化することを予感させる。
プレスリリースで「よりシャープなデザイン」と表現されている通り、エクステリアは大幅な刷新が期待される。また、ボディサイズは現行モデルの全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mm、ホイールベース2700mmよりも一回り大きくなるという予測もあり、より存在感のあるプロポーションとなる可能性も考えられる。
パワートレインはHV中心にEVも登場?
パワートレインについても、大きな変革が予想される。中心となるのは、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンとストロングハイブリッドシステムの組み合わせだろう。環境性能と「走る歓び」を両立するマツダならではのセットアップに期待したい。
さらに、CX-5として初となるEV(電気自動車)モデルの導入も濃厚だ。前輪駆動のシングルモーターモデルに加え、よりパワフルなデュアルモーターの全輪駆動モデルがラインナップされれば、多様なニーズに応えることができるだろう。プラットフォームには「SKYACTIVマルチソリューション・スケーラブルアーキテクチャー」が採用されるとの見方もあり、これが事実であれば、マツダの電動化戦略が新たなフェーズに入ったことを示すものとなる。
室内は「より広く、すっきりと」
インテリアについては、プレスリリースで「より広く、すっきりとした室内空間」と予告されている。ボディサイズの拡大に加え、人間中心の設計思想に基づいた快適で上質な空間が提供されることは間違いないだろう。
マツダは、「先進的な人間中心の技術と安全システム」「洗練されたコントロールとスムーズなレスポンス」も約束している。7月10日のワールドプレミアで、その全貌が明らかになるのが今から待ち遠しい。ル・ボランWebでは、引き続き詳細な情報が入り次第、速報をお届けする予定だ。