
ワールドプレミアは今年中か!?
日産が海外専用モデルとして販売している、クロスオーバーSUV「パスファインダー」改良新型の情報を入手、予想CGが制作された。
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日産パスファインダーの歴史は、1985年に遡る。当初は3ドアボディのみだったが、1989年に5ドアバージョンがラインナップに加わっている。また、初代および2代目は、それぞれ日本における「テラノ」の北米輸出仕様車であったが、2002年8月に日本向けテラノが生産終了した後は海外専用車種となった。
4代目では、それまでのボディ・オン・フレーム構造を廃して、モノコックボディを初採用、FFベースへと転換された。そして、2021年初頭に初公開されたのが、5世代目となる現行モデルだ。
改良新型では、水平バーを備えた新しいラジエーターグリルが装備されその縁取りは明らかに狭くなるか、完全に消えると予想される。ヘッドライトはほぼ同じアウトラインだが、LEDデイタイムランニングライトが、よりくっきりと新設計される。フロントバンパー下部には、未塗装のプラスチック製の台形オーバーレイが配置され、バンパー側面の形状もわずかに変更される。リアセクションでは、LEDテールライトのグラフィックが新設計され、ライトバーは中央のエンブレムまで伸びる。
第5世代パスファインダーは、先代と同じ乗用車用Dプラットフォームをベースに構築されている。ボンネットの下には、排気量3.5LのV6シリーズVQ自然吸気ガソリンエンジンが搭載されており、最高出力295ps、最大トルク366Nmを発揮する。このエンジンは、今回のマイナーチェンジ版でも継続される可能性が高いが、同クラスのSUVであるインフィニティQX60に倣い、最高出力272ps、最大トルク388Nmを発揮する2.0L VCターボエンジンを搭載したバージョンが導入される可能性もありそうだ。ちなみに、このエンジンは、外観が全く異なる中国版日産パスファインダーに搭載されている。改良型日産パスファインダーのプレミアは、今年中に行われる可能性がありそうだ。