ますます勢いを増す楽プラ勢
ただいま開催中の第63回全日本模型ホビーショー(2025年10月17~19日)の会場から、プラモデルのアオシマのブースでの、気になる新製品の話題をお伝えしよう。

5月のホビーショーが静岡ツインメッセでの開催となるのに対し、秋のホビーショーはこの数回は東京ビッグサイトで定着している。
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予告のみのアイテムもありつつ期待大
まず1/32スケールの「楽プラ スナップキット」シリーズでは、会場発表アイテムとしてビッグネームふたつが発表された。まず、同シリーズでは先ごろフォルクスワーゲン ビートルが発売され好評を博しているが、これに続いてというべきか、フォルクスワーゲン バスがキット化されるのである。会場では原寸モックアップが展示されていたが、すでに雰囲気充分。このキットではホイールキャップの取り付けが選択式で、キャップレス状態としても作れるとのこと。
もうひとつはなんとフェラーリのキット化である。題材に選ばれたのはフェラーリ 512 BBだが、こちらは残念ながら予告のパネルのみであった。とは言えファンには待望のフェラーリ、しかも特定の世代には刺さりまくりの512 BBということで、期待も高まろうというものである。いずれも2026年発売予定、価格未定。

フェラーリ 512 BBについては予告パネルのみ。抜群のプロポーションもセールスポイントである楽プラでどのようなキット化となるか、発売が今から楽しみだ。2026年発売予定・価格未定(1/32スケール・プラモデル)
このほか、EG6型ホンダ・シビック、10代目ダイハツ・ハイゼットも製品化が発表されモックアップを展示。シビックは『頭文字D』仕様(慎吾のEG6)、ハイゼットはキャビンを拡大した最上級モデル、ハイゼットジャンボの再現となる。いずれも2026年発売予定・価格未定。
さらに、すでに商品化発表済みで大いに話題を集めている日野デュトロは、パッカー車(2026年2月発売・2,970円)と平ボデー(2025年12月発売予定、2,750円)の両タイプで、ほぼ製品版と言ってもよい彩色済みの完成品と全パーツが姿を見せていた。両仕様でタイヤ/ホイールのサイズが異なるのもきちんと押さえられているという。

「頭文字D 慎吾のEG6」。この型のシビックはAピラーの細さやサイドウィンドウの形が非常に重要だ。2026年発売予定・価格未定(1/32スケール・プラモデル)。

4つの成型色で登場する日野 デュトロ 平ボデー。シャシーはフレームとドライブトレインを一体で成型しつつも、燃料タンクやバッテリーなどまで再現されている。2025年12月発売予定、2,750円(1/32スケール・プラモデル)。
楽プラには1/24スケールの「楽プラ スナップカー」シリーズもあり、こちらでは「RZ34フェアレディZカスタマイズドエディション2024」を新発表(前回のホビーショーで並べられていたのはNISMO仕様)。すでに発表ずみの「EK9シビック・タイプR 1997」ともども、発売が待ち遠しいものだ。いずれも2026年(前者は夏、後者は冬)発売予定・価格未定。
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