「手軽にガレージを楽しみたい」、そんな借主急増中! ガレージライフの入門編。
ここ数年、にわかに活況を見せている賃貸ガレージハウス。「ガレージライフ」という言葉がある程度認知され、一般的にも広まってきた昨今、手軽にガレージを楽しみたいという方は、賃貸で物件を探すという方も以前より増えているという。
一方、貸すほう、つまり大家さんにしてみると、賃貸ガレージハウスは住居にガレージという付加価値をつけることで、家賃を高く設定できる上にほかと差別化できる。さらにこのコロナ禍において、郊外の賃貸物件の需要が増えてきたことなどからも、ますます注目されているそうだ。
そんな賃貸ガレージハウスにおいて、興味深いガレージドアを選んだ物件を見つけたので、ここで紹介しよう。奈良よりの京都にある、けいはんな学研都市に建てられた「GarageHouse 京都南」という賃貸ガレージハウスがそれだ。オーナーであるFさんが、自身が思い描くガレージライフを具現化したものだと言っていい。
そのガレージドアに選ばれたのは、超大型格納庫から家庭用ガレージまで幅広くガレージドアを手掛けている「金剛産業」製の「コマーシャルドア」だ。
ガレージ内が明るくなる!
某プレミアムカーディーラーにも採用されているそれは、格子窓を設けることで、中が覗けるようにクリアなパネルが使われているものがスタンダード。この賃貸ガレージハウスでは、オプションのグレースモークカラーにカスタマイズされている。ポリカ素材のパネル表面をよく見ると、すりガラスのような仕上がりとなっており、風合いもとても良い。
しかも見た目がスタイリッシュなだけではなく、スモーク仕様とすることによって外からはガレージ内が見えずに、ガレージ内は明るいという効果が得られているのだ。
「賃貸ガレージを手掛けるにあたり、大阪にある金剛産業のガレージドア展示場に伺ったのです。さまざまなガレージドアが展示されているだけでなく、スタッフの田中さんがガレージ造りのことをよく理解しており、ドア選びはもちろん、どのようにすればよいというアドバイスを多く受けました」とFさんは話してくれた。
ガレージ内にはたっぷりとした収納スペースが設けられているほか、後方にはガレージ内を眺められるフリースペースが設けられており、ガレージを感じられる生活を楽しむことができる工夫がなされている。
居住空間も快適!
2階に広がる居住空間は、天井高約4メートルという大きな吹き抜けを有していながらも、全熱交換換気システムが導入されているために、省エネかつ一年中快適に過ごすことができる。さらに高断熱、高気密装備に加え耐震性能も追求しているほか、外付け電動ブラインドの導入など、ディテールまで抜かりがない。
「『ガレージライフ』誌を何冊も熟読し、ガレージのメリット・デメリットを洗い出しました。その上で、最新設備を用いながら、かっこよく快適なガレージライフを送ることができるようにまとめ上げたのです」と話すFさん。その試みの一環として、金剛産業のコマーシャルドアをセレクトしているのだ。ちなみに賃料は12万4,000円予定とのこと。
取材協力:金剛産業株式会社 https://www.kongo.net/
合同会社フクモト Garage House 京都南 https://garagehouse.co.jp/