
新型ジムニーのすべてが分かる画像一挙公開!
- イエローが軽規格のジムニー、ブルーが普通車企画のジムニーシエラとなる。車体サイズはジムニーが全長3395(±0)×全幅1475(±0)×全高1725(+45)mm(カッコ内はJB23W)。ジムニーシエラは全長3550(-50)×全幅1645(+45)×全高1730(+60)mm(カッコ内はJB43W)。
- イエローが軽規格のジムニー、ブルーが普通車企画のジムニーシエラとなる。車体サイズはジムニーが全長3395(±0)×全幅1475(±0)×全高1725(+45)mm。ジムニーシエラは全長3550(-50)×全幅1645(+45)×全高1730(+60)mm。
- イエローが軽規格のジムニー、ブルーが普通車企画のジムニーシエラとなる。車体サイズはジムニーが全長3395(±0)×全幅1475(±0)×全高1725(+45)mm(カッコ内はJB23W)。ジムニーシエラは全長3550(-50)×全幅1645(+45)×全高1730(+60)mm(カッコ内はJB43W)。
ジムニー
- 新型ジムニーのホイールは16インチを採用。上位グレードであるXCはアルミ、XL、XGはスチールとなる。ちなみに、スチールホイールのデザインは3代目以前と同様となっている。大きなホイールハウスはタイヤ交換の作業を考えての形。大径タイヤの装着も楽にできそうだ。
- バンパーはスキッド部なども含めて一体型。悪路走破性を考えタイヤ前を切り上げたデザインとなっている。フォグランプはXL、XCに標準装備される。また、ヘッドランプウォッシャーはXC専用の装備となる。無塗装の樹脂製なので、悪路でのヒットを気にせず走れそうだ。
- 縦型のスロットや丸目ヘッドランプなど、ジムニーのアイコンを踏襲したフロントマスク。ウインカーも丸型でカワイイい印象もある。ダクト部分はハニカムデザインのメッシュとなっており、高級感も高い。
- LEDヘッドランプ装備車にはヘッドランプウォッシャーが装備されており、雪道や泥濘での視界確保が可能となる。なお、この装備に合わせてウォッシャータンクの容量は約2倍となっている。
- XCグレードはLEDヘッドランプを標準装備。デュアルセンサーブレーキサポートも標準で装備され、対向車を感知すると自動でロービームとなるハイビームアシストが作動する。ハロゲンよりも温度が低いため、降雪時には雪を除去するヘッドラップウォッシャーが装備される。
- スズキセーフティサポートは、フロントガラス上部にある単眼カメラとレーザーレーダーで前方の車両は歩行者を認識する。中長距離から夜間まで、さまざまな状況でドライバーをアシストしてくれる。
- 初代ジムニーと2代目に採用されたクラムシェルフードを新型ジムニーとジムニーシエラに採用している。
- フード後端のスリットデザインは2代目で採用されたデザインの名残である。
- ルーフエンドにはドリップレールを採用。ルーフキャリアを積んだ際にルーフ幅を最大限に使えるため、ルーフレール方式よりも積載性が高まるほか、雨や雪がボディに当たりにくい機能も考え大き目にデザインしたという。
- ブレーキはフロントがディスク、リアがドラムブレーキとなる。フロントのキャリパーが上部にあるのは、水分ができる限りかからないようにするため。悪路を走ることを想定した位置となっているのだ。
- 2Hから4WDに切り替えた際にフロントハブをロックする機構は、3代目に使われたエアロッキングハブを採用。
- 新型ジムニー&ジムニーシエラには、実用性の高そうな牽引フックが装備された。フレームに溶接されており、軽いスタック程度など十分に使えそうだ。
- キーレスプッシュスタートシステムはXL以降に採用。ドアのロック/アンロックもスイッチひとつで可能となる。ただし、キーレスのバッテリー切れなどに備えて鍵穴は全車に装備されている。
- ラダーフレームとボディの間に入るボディマウントゴムも新開発し、快適性にも配慮している。
- R06A型ターボエンジンとなった新型ジムニー。6000rpmで47kwの最高出力は、K6Aと比較すると500rpm低回転で同じ出力値となるので乗りやすさが向上している。
- レゾネーターチャンバー付きのエアインテークなど、静粛性を考慮した設計の吸気だ。
- インタークーラーはエンジンルーム右前に配置される。K6Aと比較すると小さくなった印象がある。アフターパーツメーカーからのチューニングパーツが出そうだ。
- LEDヘッドランプ装備車にはヘッドランプウォッシャーが装備されており、雪道や泥濘での視界確保が可能となる。なお、この装備に合わせてウォッシャータンクの容量は約2倍となっている。
- リアゲートのヒンジはゲート側にヒンジが出ており、プラスチックのカバーで覆われている。このカバーを外すとより道具らしさが増すと思うのだが……。
- アンテナはついに手動式からイマドキの可倒式に変更となった。ルーフの右後ろに装着されている。
- サイドアンダーミラーは左サイドミラーに装備されている。曲面ミラーなので馴れが必要かもしれないが、視線を送るだけで直前直左が確認できるのはうれしい。
- 新型ジムニー&ジムニーシエラには、実用性の高そうな牽引フックが装備された。フレームに溶接されており、軽いスタック程度など十分に使えそうだ。
- 多くのSUVや4WDがスペアタイヤを修理キットに置換する中、新型ジムニーは純正サイズのスペアタイヤを背面に装備。タイヤのサイドウォールをカットしたら修理キットでは補修できないからだ。こういった装備を見ても道具としての機能を追求していることが分かる。
- フロントフェンダーのラインは側面のショルダーラインにつながり、力強いプロポーションを作っている。ガラスがパネルよりも内側に入っているのは雪を積もりにくくするため。また、雪が溜まっても除雪しやすい性能もある。
- ジムニー、ジムニーシエラともにリアナンバーはバンパーのボトム部分に装着。このナンバーをリアゲートなどに移設するだけで、デパーチャーアングルは向上すると思われる。とはいえ、純正でも51°(ジムニーシエラは50°)と十分すぎるクリアランスがある。
- 取材時にはまだ発表されていなかったのがアクセサリー。しかし、取材車両にこっそり載っていたのがこのフロアマット。ジムニーのイメージロゴであるサイは、スズキの元デザイナーである難波治によるもの。数十年という時を経てなお伝統を受け継ぐジムニーらしいアクセサリーだ。
- トランスミッションは5MTと4ATをラインナップ。ジムニーに関しては4速までは3代目と同等、5速のみを引き上げたという。
- 3代目の特別仕様車にて採用されたシートヒーターは左右連動型だったが、新型ジムニーでは左右独立型となった。サイドブレーキレバー横にスイッチを配置している。
- トラクションコントロールやヒルディセントコントロールなどのスイッチは、インストルメントパネル中央部に配置。大き目のノブはグローブをしていても使いやすい。なお、ウインドースイッチもここに集中して配置される。
- トラクションコントロールやヒルディセントコントロールなどのスイッチは、インストルメントパネル中央部に配置。大き目のノブはグローブをしていても使いやすい。なお、ウインドースイッチもここに集中して配置される。
- 2代目にまで装備されていた助手席のアシストグリップが復活。パネルやグリップ表面は耐傷付き性と汚れ除去性のあるシボにするなど、徹底して機能性を追求している。
- 内装色は黒が基本となっている。金属色の加飾は機能部品にのみ施されており、感覚的にジムニーを操作できるように配慮されている。
- 各種スイッチ類はインストルメントパネルの中心部に集約して配置。一見して操作しやすいデザインとなっている。また、センターコンソール下には12Vのシガーソケットのほか、USBソケットも装備されている。
- 2WDと4WDの切り替えは、3型後期のスイッチ式から伝統のレバー式に戻った。道具としての信頼性を求めた結果、気軽さよりもどんな場所でも切り替えられるという確実性を採った結果であろう。
- 助手席裏にあるペダルは3代目から継承された。リアシートからこのペダルを押すことで助手席をスライドさせることができるのだ。
- センターコンソールはドリンクホルダーと小物入れがあるのみ。シンプルで使いやすいデザインとなっている。
- リアシートはリクライニング機能付き。3代目よりもシート位置を後ろにレイアウトしたことで、前後乗員距離を40mm拡張している。
- メーターパネルから助手席へと伸びる水平のラインは車両姿勢を把握する基準となるべくデザインされている。
- 速度計、回転計の間にはインフォメーションパネルを配置。さまざまな情報を瞬時に認識できるようにデザインされている。
- 後席シートベルトリマインダーは、ジムニーXG以外の全車に標準装備。リアシートに加圧センサーがあり、座るとセンサーが反応して警告灯が点灯する。
- リアクオーターガラス下には、オプションでユーティリティナットなどのオプションを付けることで、荷室を使いやすくアレンジできる。
- スピーカーは4代目になりキックパネルから左右ドアへと移設された。静粛性も飛躍的に高まっているので、音楽を聴きながらのドライブも楽しそうだ。
- ドアは一文字のアームレストや、太いドアグリップで力強いデザインとなっている。収納は小物入れのポケットのみとシンプルだ。
- 縞板のデザインとなり、道具としての機能性を表現した荷室。開口部は幅が1030mm、高さも850mmもあるので、荷物の積み下ろしも楽にできそうだ。
- リアシートを畳むことで荷室床面長は980mmを確保。シート背面とサイド部分がフラットとなるため、室内幅は驚きの1300mm幅を取ることが可能となる。
- リアシート後ろにはラゲッジボックスを装備(ジムニーXGを除く)し、小物などを効率的に収納できる。
- ラゲッジボックスは取り外しが可能となっており、その下はジャッキなどを収納するツールボックスとなっている。
- リアシートにあったドリンクホルダーはなくなり、フラットに。アームレストになるほか、リアシートを畳むとフロア面となる。
- 3代目前期のみで可能だったフラット化が新型ジムニーで復活した。登山や釣りの仮眠や悪天候時のシェルターとしても使えるだろう。
- シートはサイドサポートをしっかりとしつつ、肩まわりが動かしやすいデザイン。スクエアなエクステリアデザインのおかげで車内高や幅も広く、ゆったりと乗ることが可能だ。
- メーター周りのパネルも凝っている。硬質感のある仕上がりながら前面はヘアライン仕上げとし、表面の反射を抑える処理がされている。これも機能表現の一部なのだ。
- スズキセーフティサポートのシステムは、車線逸脱警報機能やデュアルセンサーブレーキサポートなどの機能があり、安全運転を支援してくれる。最上位グレードには標準装備、それ以外はメーカーオプションで設定される。
- サスペンションは前後ともに3リンクリジッドアクスルレイアウトを採用。ジムニーもジムニーシエラも同じだ。
- サスペンションは前後ともに3リンクリジッドアクスルレイアウトを採用。ジムニーもジムニーシエラも同じだ。
- こちらは光軸調整用センサー。車両前後の傾きをモニターして光軸を自動で調整するのだ。XCに装備されていたのでLEDヘッドランプのみの装備かもしれない。このあたりは車高アップ時の問題となるかもしれない。
- リーディング、トレーリングアームは形状こそ似ているが、おそらく新設計されたものと思われる。
- 燃料タンクは樹脂製となり、軽量化と耐腐食性の向上を実現。下には金属製のタンクガードも装備されていた。
- 燃料タンクは樹脂製となり、軽量化と耐腐食性の向上を実現。下には金属製のタンクガードも装備されていた。
- ちょうど運転席の真下あたりにあるのが、新開発のラダーフレームに装着されたXメンバー。クロスメンバーも2カ所に追加され、ねじり剛性は1.5倍となっている。
- こちらがフロント側に追加されたクロスメンバー。タイロッドの後ろ側になるのだが、気になるのは下側に張り出していること。着脱可能なのでヒットを考慮しているのだろうか。
- フロントサスペンションのレイアウトはほぼ3代目と変わらなさそうだ。ただし、ケーブルが入っているのが分かるだろう。トラクションコントロールのためのホイール回転数をモニターしていると思われる。
- ステアリングダンパーが標準で装備されている。取り付けはステアリングロッドとフレームだ。悪路でのキックバックを低減してくれる効果がある。
ジムニーシエラ
- ジムニーシエラのバンパーはジムニーとほぼ同じながら、サイドをフェンダーにつながるように伸ばしており、よりワイドな印象を強めている。
- 3代目のジムニーシエラよりもトレッド幅が40mm広がった。ボディパネルはジムニー、ジムニーシエラともに共通のため、ジムニーシエラのオーバーフェンダーは迫力のあるサイズとなっている。
- オーバーフェンダーとサイドアンダーガーニッシュは、石はねからボディを保護する機能があるため大き目となっている。いずれも無塗装仕上げなので、キズなどを気にせずに走れるのがうれしい。
- ジムニーシエラのホイールは15インチを採用。上位グレードのJCはたくましいスポークデザインのアルミホイールが奢られる。JLはスチールホイールとされている。
- ジムニー、ジムニーシエラともにリアコンビネーションランプはバンパー内にビルトインされている。3代目はボディにランプがあったが、バンパーに移設したことにより、リアゲートの開口部を大きくとれるのだ。
- ジムニーシエラは新開発のK15B型エンジンを搭載。ジムニー初の100馬力オーバー(75kW/6000rpm)は、トルクフルで乗りやすいフィーリングだ。
- ジムニーシエラもトランスミッションは5MTと4ATをラインナップ。排気量のアップもあり、全体的にギア比をあげたとのこと。
Photo:石上智章