
GTには4輪操舵システム“4CONTROL”を採用
7月5日、ルノーは新型「ルノー・メガーヌ・エステート」を発表した。すでに欧州で販売されているハッチバックとメカニズムや機能面は共通で、標準モデルに加えてスポーティなルックスのGT-LineとホットモデルのGTもラインナップされている。欧州では9月1日の発売を予定しているが、受注はすでに開始されているとのことだ。
外観ではウェストラインからDピラーにかけてのクロームモールが特徴的で、ワゴンらしい伸びやかなプロポーションを強調。実際にも先代に比べて全長は45mm長く、全高は58mm低くなっている。ワゴンならではのルーフレールは、マット仕上げのアルミニウム製。Cシェイプのヘッドライトは上級モデルでは光源にLEDを採用しており、フロントグリルは通常モデルとGT-Lineがクロームメッキの水平バータイプ、GTはブラックのメッシュタイプとなる。
インテリアはハッチバックとほとんど共通で、ダッシュボードのディスプレイは、通常の7インチに加えて縦型8.7インチR-LINK2マルチメディアタブレットも用意されている。荷室容量は従来モデルと同じ580リットルを確保。助手席を倒すと長さ2.7mまでの荷物を収容可能だ。
エンジンは、ハイブリッドアシスト付きを含む90psから130psまでのディーゼル4機種と、100psから130psまでのガソリン3機種を標準モデルとGT-Lineに、205psのガソリンと165psのディーゼルをGTに設定。また、シャシーでは、4輪操舵システムの“4CONTROL”がGTに採用された。これは、通常時は60km/h以下、スポーツモード時には80km/h以下で前輪とは逆向きに後輪が操舵され、旋回性と取り回しを向上させるというもの。どのモデルが日本に導入されるかは未定だが、最初からGTまでのフルラインが用意されることを期待したいところだ。