【パリモーターショー2016】今度もスタイリッシュ！ アウディ新型A5／S5スポーツバックが発進

ホイールベースはクーペより59mm長く

　9月7日、アウディ本社は新型「アウディA5/S5スポーツバック」を発表した。A5はガソリンエンジン３機種、ディーゼルエンジン３機種をラインナップして170ps（125kW）から286ps（210kW）を、そしてS5は新開発のV6ガソリンターボエンジンを搭載し、354ps/500Nmを発生する。具体的には以下の通り。

A5スポーツバック

ガソリン

2.0 TFSI g-tron：170ps (125 kW)／270Nm　※ガソリンとCNGのバイフューエル仕様
2.0 TFSI：190ps (140 kW)／320Nm
2.0 TFSI：252ps (185 kW)／370Nm

ディーゼル

2.0 TDI：190 ps (140 kW)／400Nm
3.0 TDI：218 ps (160 kW)／400Nm
3.0 TDI：286ps (210 kW)／620Nm

S5スポーツバック

3.0 TFSI： 354 ps (260 kW)／500Nm

　新型A5/S5スポーツバックはドラマチックなスタイリングとアスリートを思わせる張り詰めた面を特徴とする。ホイールベースを2824mmに延長して短いオーバーハングを組み合わせており、フェンダーの稜線までを覆うエンジンフードにはパワードームを採用。また、シングルフレームグリルは横幅を広げるとともに、フラットな造形へと改められた。

　インテリアは室内長が17mm、前席の肩まわりが11mm、後席の膝まわりが24mm拡大され、居住性を向上。水平基調のダッシュボードを組み合わせることで、視覚的にも広さを感じさせるデザインとしている。インストゥルメントパネルには12.3インチの高解像度TFT液晶、ダッシュボード中央には8.3インチのタッチスクリーンがマウントされ、夜間に室内の雰囲気を高める30色のアンビエントライトも用意されている。

　サスペンションはリアのトラペゾイダルが変更され、前後ともに5リンクとされた。ダイナミックかつ快適なドライブフィールを実現しており、オプションでアダプティブダンパーも選択することができる。駆動方式は、A5はFWDが標準で4輪駆動のクワトロがオプション。6速MT/7速Sトロニック/8速ティプトロニックを任意に組み合わせることができる。S5はクワトロ＋8速ティプトロニックが標準装備だ。

　新型A5/S5スポーツバックは欧州では2017年に発売される予定で、価格はA5スポーツバックが3万7800ユーロ（約431万円）から、S5スポーツバックが6万2500ユーロ（約713万円）とされている。