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マニア必見! ジムニーマイスターが教える「新型ジムニー」のツボ!【インテリア デザイン編】

ジムニー史上最高かつ最良のインテリア

歴代ジムニーの中で、過去最高かつ最良となったのがインテリアだ。ジムニーに求められる本質は機能。それを最大限に表現し、かつ快適性や安全性にも配慮されているのがその理由だ。安全面は別項にゆずり、ここでは機能性と快適性にスポットを当てよう。

2代目にまで装備されていた助手席のアシストグリップが復活。パネルやグリップ表面は耐傷付き性と汚れ除去性のあるシボにするなど、徹底して機能性を追求している。

機能性で注目なのが、メーターパネル下から助手席のアシストグリップまで走る水平基調のライン。これは車両の傾きを直感的に把握しやすくするための水準線。また、その水平のラインはドアパネルにも続き視覚的な広がりを見せる工夫もなされている。悪路を走る上で必要なトラクションコントロールやヒルディセンドコントロールなどのスイッチは、センターコンソールに集中させており、瞬時にこのスイッチもグローブをした状態でも操作しやすいような大きさとなっている。

メーターパネルから助手席へと伸びる水平のラインは車両姿勢を把握する基準となるべくデザインされている。

実際に室内に収まってみて感心したのがその広さ。スクエアなボディとなったことで頭上が広く快適だ。こういったパッケージはさすがスズキである。また、シートもサイドサポートが身体を保持しつつ、ステアリング操作などで大きく動く肩まわりは動かしやすい形となっている。さらに、3代目の初期型で可能だったフロントシートを倒しての「ほぼフルフラット」が復活しているのも大きなポイント。山登りや釣りでの仮眠に活躍するだろう。さらに、大きく開くリアゲートや取り外し式のラゲッジボックスなど、インテリアの装備も実用性を考え抜いて作り込まれている。

3代目前期のみで可能だったフラット化が新型ジムニーで復活した。登山や釣りの仮眠や悪天候時のシェルターとしても使えるだろう。

 

取材時にはまだ発表されていなかったのがアクセサリー。しかし、取材車両にこっそり載っていたのがこのフロアマット。ジムニーのイメージロゴであるサイは、スズキの元デザイナーである難波治によるもの。数十年という時を経てなお伝統を受け継ぐジムニーらしいアクセサリーだ。

トランスミッションは5MTと4ATをラインナップ。ジムニーに関しては4速までは3代目と同等、5速のみを引き上げたという。

ジムニーシエラもトランスミッションは5MTと4ATをラインナップ。排気量のアップもあり、全体的にギア比をあげたとのこと。

3代目の特別仕様車にて採用されたシートヒーターは左右連動型だったが、新型ジムニーでは左右独立型となった。サイドブレーキレバー横にスイッチを配置している。

トラクションコントロールやヒルディセントコントロールなどのスイッチは、インストルメントパネル中央部に配置。大き目のノブはグローブをしていても使いやすい。なお、ウインドースイッチもここに集中して配置される。

 

内装色は黒が基本となっている。金属色の加飾は機能部品にのみ施されており、感覚的にジムニーを操作できるように配慮されている。

各種スイッチ類はインストルメントパネルの中心部に集約して配置。一見して操作しやすいデザインとなっている。また、センターコンソール下には12Vのシガーソケットのほか、USBソケットも装備されている。

助手席裏にあるペダルは3代目から継承された。リアシートからこのペダルを押すことで助手席をスライドさせることができるのだ。

センターコンソールはドリンクホルダーと小物入れがあるのみ。シンプルで使いやすいデザインとなっている。

リアシートはリクライニング機能付き。3代目よりもシート位置を後ろにレイアウトしたことで、前後乗員距離を40mm拡張している。

 

速度計、回転計の間にはインフォメーションパネルを配置。さまざまな情報を瞬時に認識できるようにデザインされている。

リアクオーターガラス下には、オプションでユーティリティナットなどのオプションを付けることで、荷室を使いやすくアレンジできる。

スピーカーは4代目になりキックパネルから左右ドアへと移設された。静粛性も飛躍的に高まっているので、音楽を聴きながらのドライブも楽しそうだ。

ドアは一文字のアームレストや、太いドアグリップで力強いデザインとなっている。収納は小物入れのポケットのみとシンプルだ。

縞板のデザインとなり、道具としての機能性を表現した荷室。開口部は幅が1030mm、高さも850mmもあるので、荷物の積み下ろしも楽にできそうだ。

 

リアシートを畳むことで荷室床面長は980mmを確保。シート背面とサイド部分がフラットとなるため、室内幅は驚きの1300mm幅を取ることが可能となる。

リアシート後ろにはラゲッジボックスを装備(ジムニーXGを除く)し、小物などを効率的に収納できる。

ラゲッジボックスは取り外しが可能となっており、その下はジャッキなどを収納するツールボックスとなっている。

リアシートにあったドリンクホルダーはなくなり、フラットに。アームレストになるほか、リアシートを畳むとフロア面となる。

シートはサイドサポートをしっかりとしつつ、肩まわりが動かしやすいデザイン。スクエアなエクステリアデザインのおかげで車内高や幅も広く、ゆったりと乗ることが可能だ。

メーター周りのパネルも凝っている。硬質感のある仕上がりながら前面はヘアライン仕上げとし、表面の反射を抑える処理がされている。これも機能表現の一部なのだ。

Photo&Text:石上智章

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