実用度の高いCセグなら諸性能のバランスが重要
同じCセグメントのバトルだったが、このクラスは激戦区。欧州ではディーゼル問題が尾を引き、PHEVに行くべきかどうか悩ましい選択を強いられている。
だが、クルマはパワーユニットだけではない。ATとのマッチングやサスペンションも重要な価値を提供してくれる。
ル・ボランDSTでは動的な性能に特化してテストしている。プジョーは諸性能が良好にバランスしているが、あえて2Lディーゼルを買う理由はあまり見られなかった。一方ボルボは燃費のために、転がり抵抗の低いタイヤを履いたため、ウェットグリップが犠牲になってしまったのが残念だった。
RESULT
総合得点は僅差だが、V40はウェット性能のさらなる向上を望む
●VOLVO V40 D4 INSCRIPTION:14.0/20点
●PEUGEOT 308GT BLUE HDi:15.0/20点