100万円でドロ沼に陥る!?

シトロエンCX25Dファミリアールは1974年のカー・オブ・ザ・イヤーに輝いた7シーター【旧車ビギナーは要注意!100万円でドロ沼に陥る!?】

100ドロの醍醐味と言えば、一期一会を大切に本能の赴くまま、乗りたいクルマを購入する! に限りますが、今回紹介するシトロエンCXファミリアールについては熟考の余地あり!?

シトロエンCXとは?

1974年にDSの後を継ぎ、シトロエンのフラッグシップモデルとしてデビューしたのがCXだ。ボディバリエーションは、4ドア・ファストバックのほか、ホイールベースを250mm延長した5人乗りのブレーク、そして今回紹介する7人乗りのファミリアールなどが用意された。

みんなで乗れば、怖くない!

誰しも一度は体感したくなるハイドロ・シトロエンだが、潤沢な資金を持つオーナーでなければなかなか円満な関係を続けていくのは難しい。それが古いモデルであればなおさら……、とは分かっているのに惹かれてしまう。

LWBでハイドロを堪能:ファストバックモデルと比較して、ホイールベースは250mmも延長され3095mmとなっている。ハイドロニューマティックの乗り味が加わればこれほど強力なタッグは他にはない。グラスエリアが非常に広くとられているため、車内の明るさも特筆すべきポイントだ。

それならば共同所有というのはいかがだろうか。頭数が増えるほど、ひとりあたりの負担は減る、などと無理やりこじつけてみたが、今回紹介するシトロエンCXファミリアールは、4ドアハッチバックのホイールベースを250mmも延長した7シーターモデルだ。ちなみ3095mmというホイールベースは、現行のメルセデス・ベンツSクラスより60mmも長い。大人もサードシートに問題なく座ることが出来るため、一家に加えて祖父母を交えた家族旅行にも出かけることだって出来るのだ。

ベストな位置で待機:搭載されるエンジンは、2.5Lのディーゼルで、トランスミッションは5速M/Tが組み合わされている。LHMオイルは、スペアタイアの中でスタンバイしている。

Text:中本健二/Kenji NAKAMOTO Photo:前田恵介/Keisuke MAEDA カー・マガジン445号(2015年7月号)より転載
CAR MAGAZINE編集部

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