パワーユニットはカレラSを凌ぐ460~480㎰に?
現行「ポルシェ911カブリオレ(992世代)」に設定される高性能バージョン、「GTSカブリオレ」の市販型プロトタイプがカメラに捉えられた。911GTSは、「カレラS」と「ターボ」の中間を埋めるパフォーマンスが与えられるモデル。クーペ、カブリオレなど991世代のすべての911に設定されており、日本では2017年から導入されている。
今回、ニュルブルクリンクで捉えた開発車両はアクティブリヤスポイラーを初めて起動。外観は、ほぼフルヌード状態だった。フロントにはカレラやカレラSのような水平エアインテークではなく、3分割されたスポーティなデザインを採用。リヤエンドでは新デザインのL字型テールライト、極太の円形デュアルエキゾーストパイプが装備されるほか、コーナーエアアウトレットが追加されている。
また今回のテスト車では「911GT3」同様のセンターロックホイールや大型ブレーキが確認。さらにフロントサスペンションがベースモデルより低く見える。搭載するパワーユニットは3L水平対向6気筒ツインターボで、最高出力はカレラSの443psに対し460psから480psに引き上げられている模様。組み合わせるトランスミッションは6速MTが標準だが、7速PDKがオプション設定される見込みだ。GTSのワールドプレミアは、クーペとこのカブリオレが2020年初頭という説が有力。さらに「タルガ」が2020年後半から2021年にデビューすると思われる。