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ついに直接触る部分にも! ポルシェが3Dプリント技術をバケットシートにも導入

まずは911と718シリーズに6点式シートベルトとの組み合わせでプロトタイプを製造

ポルシェはこのほど、3Dプリント技術を用いた「3Dプリントボディフォームフルバケットシート」を開発したと発表した。この新しいシートは、この5月から911と718シリーズに純正アクセサリー「テクイップメント」のアイテムとして設定される予定だ。

ポルシェは以前から3Dプリント技術を積極導入しており、例えばオリジナルスペアパーツの入手が難しいクラシックモデルのパーツが造られおり、クラシック・ポルシェのオーナーの需要に応えている。

このほど開発された「3Dプリントボディフォームフルバケットシート」は、従来の軽量フルバケットシートに代わるものとして生み出されたもので、背もたれと座面部分に用いられるクッションを3Dプリント技術を用いて生成。カスタマーはハード、ミディアム、ソフトの3タイプからクッションの硬さが選べるようになる。

クッションはサンドイッチ構造で、従来のクッション部に代わる発泡ポリプロピレンによるベースサポートを、ポリウレタンと表皮の「Racetex」で挟み込んだもの。背もたれ部分に設けられた「ウインドウパネル」には3Dプリントされた格子構造のコンポーネントが露出され、デザイン面でも個性が主張されている。表皮のRacetexは高品質なマイクロファイバーによって作られたテクニカルファブリック。細かい無数の孔、いわゆるパーフォレーションが施され、快適性に配慮されている。

この「3Dプリントボディフォームフルバケットシート」は、5月頃よりポルシェの純正アクセサリー「テクイップメント」のアイテムとして設定。911および718シリーズに用意される。まずは欧州で、6点式シートベルトとの組み合わせで40台分がプロトタイプとして製造される予定だ。

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