初代「6シリーズ・クーペ」のデザインエレメントをまとって2025年にデビューか?
現在は5ドアボディの「GT」を残すのみとなっている「BMW6シリーズ」で2ドア・クーペが復活する可能性があるという情報を入手。今回は、そのエクステリアを予想CGで考察してみた。
初代「6シリーズ・クーペ(E24)」は、BMWのラグジュアリークーペとして1976年に登場。「世界一美しいクーペ」と称され、1989年まで製造されたが初代「8シリーズ」のデビューにともないフェードアウト。しかし、2003年に2代目として復活(E63/E64)。2011年には3代目(F12/F13)も登場している。だが、BMWのラグジュアリークーペとしては8シリーズが復活したことで現在はGT(G32)を残すのみとなっている。
今回の予想CGはフォルクスワーゲンのデザイン部門に在籍した経歴を持つロシア人デザイナー氏が手がけたものだが、エクステリアは初代のE24型からインスパイアされた「シャークノーズ」が印象的。シルエットは古典的なロングノーズのクーペフォルムとする一方、最新のLEDデイタイムランニングライトやポップアップドアハンドル、電子サイドミラーなどで新しさもアピールされている。また、シャークノーズ以外の部分も最新のBMWでは消失しつつあるリヤクォーターウインドーの「ホフマイスターキンク」を筆頭として初代の面影が色濃く残る出来栄えだ。
今年5月に発表された最新の「6シリーズGT」では、パワートレインに48Vスタータジェネレーターを装備したマイルドHV仕様も存在するが、予想CGではエキゾーストパイプが見当たらない。つまり、新生6シリーズ・クーペはピュアEVでの復活が前提とされているのだ。現在得られている情報が確かなら、そのデビューは2025年。果たして2度目の復活はあるのか注目したい。