6気筒エンジンを組み合わせるPHEVの最上位グレード。システム総合で394ps/600Nmを発揮
8月12日、BMWは「5シリーズ・セダン」にプラグインHVパワートレイン搭載車としては最上位グレードとなる「545e xDrive」を設定したと発表した。
搭載するのは286psを発揮する直列6気筒ターボエンジンに、109psを発するモーターを組み合わせ、システム総合で394ps/600Nmを引き出すハイブリッドシステム。このアウトプットは「xDrive」によって4輪に配分され、4.7秒の0-100km/h加速と250km/hの最高速を実現する。
その一方で、EVモードによるゼロエミッション走行時は、最大57kmの航続距離と、140km/hの最高速をマークする。なお、リチウムイオンバッテリーが後席床下に搭載される関係で、トランクスペースは純エンジン車の530Lより狭くなるものの、容量は410Lが確保されている。
走行モードは、エンジンとモーターを効率的なバランスで使用する「ハイブリッド」モードのほか、モーターのみの「エレクトリック」モードや、パワーユニットのパフォーマンスを最大限に引き出す「スポーツ」を設定。
「ハイブリッド」モードのボタンを2回押すと、「ハイブリッドECOプロ」モードが起動し、回生ブレーキシステムやコースティング機能が最適化される。ナビゲーションシステムと連携され、高速道路のジャンクションでの減速時や前走車に近づいた際などに、効果的に回生ブレーキを働かせるなど、省エネドライブをマネジメントしてくれる。
コネクティッド技術はこのモデルにも積極的に導入されており、手持ちのスマートフォンに「My BMW」アプリをダウンロードすれば、スマートフォンから空調設定やバッテリーの残量の確認などが遠隔操作できる。