「ホンダ・ジェット」は日本でもチャーターサービスを開始! 現在は世界中で170機以上が運用中
本業の自動車では「Nシリーズ」が好評のホンダだが、飛行機ビジネスの好調ぶりも際立っている。ホンダの航空機事業子会社であるホンダ・エアクラフト・カンパニーは、「ホンダ・ジェット」の2020年暦年(1月~12月)におけるデリバリー数が31機となり小型ジェット機カテゴリーにおいて4年連続で世界第1位を達成したと発表した。
2020年はパキスタンとロシアでの型式証明を取得するなど、ホンダ・ジェットのグローバルでの展開はさらに拡大している。ホンダ・ジェット・サービス・サポートネットワークの強化に向け、英国では新たなサービスセンターとフライトトレーニングセンターが開設。米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市にある本社敷地内では、「ホンダ・ジェット・エリート」の主翼組み立ておよび各種スペアパーツなどを格納する新ハンガーの建設が完了し、2021年1月より稼働を開始している。
日本でも、今年2月より国内ディーラーであるホンダ・ジェット・ジャパンが一般顧客向けチャーターサービスの提供を開始している。現在、ホンダ・ジェットは北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、および日本で販売中で170機以上が世界中で運用されている。
今回の4年連続ベストセラーというホンダ・ジェットの実績について、ホンダ・エアクラフト・カンパニーの藤野道格社長は以下のようにコメントしている。
「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ビジネスジェット市場全体のデリバリー数は大きく減少しましたが、ホンダ・ジェットのデリバリー数は2020年後半にはほぼコロナ禍前のレベルにまで回復し、4年連続でクラスナンバーワンを達成することができました。これは世界中の多くのお客様からクラストップの性能や快適性、そして高い信頼性を評価していただいた結果です。今後もさらに多くの方々にホンダ・ジェットを利用していただく努力を重ね、世界のビジネスジェット市場の活性化に貢献していきたいと思います」