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ホンダとGMが日本で自動運転の実証実験を開始

2021年中にGMクルーズの車両で実証実験を始める。マイクロソフトも参画

ゼネラルモータース(GM)の自動運転車両開発部門であるGMクルーズ社とホンダが、ライドシェアサービス向けの自動運転車開発で提携すると発表したのは2018年のこと。ホンダがGMクルーズ社に27億5000万ドルを出資して協業をスタートさせたが、それから2年余を経て日本での実証実験が開始されることになった。2021年中にはGMのボルトをベースとした試験車両を国内で走らせ、自動運転によるモビリティサービスの可能性を探っていく考えだ。

「クルーズAV」技術実証に用いるGMのBoltをベースとした自動運転車両。

さらにGMクルーズ社はマイクロソフト社と長期的な提携関係を結び、マイクロソフトのクラウドサービス「Azure」を活用した自動運転システム構築が一段と進むことになる。ちなみに国内での事業運営は2020年2月に設立したホンダモビリティソリューションが担当する予定で、具体化な計画が着々と進められているようだ。

「クルーズ・オリジン」GM、クルーズ、Hondaの3社で共同開発している自動運転モビリティサービス事業専用車両。

自動運転車両によるモビリティサービスが国内で実用化される時期は予想しにくいが、今回の実証実験がスムーズに進めば地域限定で送迎用などに導入される可能性は高い。実証実験の方法や場所など具体的な内容はまだ発表されていないが、1年以内にはGMボルトをベースとした自動運転車が日本の道を走り出すことになる。 GMとホンダと自動運転の組み合わせが日本でどんな展開を見せるのか。新たなアナウンスを待つとしよう。

ルボラン2021年4月号より転載
田畑修

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