片やガゾリン、片や次世代バイオディーゼル燃料で「スーパー耐久」を走る!
マツダは、2022年スーパー耐久シリーズに「MAZDA2 Bio concept」および「マツダロードスター」の2台で参戦すると発表した。次世代バイオディーゼル燃料を使用した車両でレースに参戦することで実証実験を行うとともに、カーボンニュートラル実現の選択肢の一つとして、次世代バイオディーゼル燃料の普及拡大を目指す。さらに、日本国内のモータースポーツの活性化にも貢献したいと考えているという。
「MAZDA2 Bio concept」は、ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を搭載し、株式会社ユーグレナが提供する100%バイオマス由来の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用する。また、スーパー耐久参戦に実績のあるレーシングチーム「TEAM NOPRO」(有限会社ノガミプロジェクト)と、株式会社広島マツダのレーシング部門「HM RACERS」など、社外のレース関係者からのサポートを受けて、メーカー開発車両が出走可能な「ST-Q」クラスに参戦する予定だ。
一方、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」を搭載する「ロードスター」では、マツダがサポートする参加型モータースポーツ出身ドライバーにステップアップの機会を提供する。マツダ社内外のエンジニアやメカニックがチームを組み、「ST-5」クラスに第3戦「スポーツランド SUGO」から参戦する。
チーム名:MAZDA SPIRIT RACING
チーム代表:前田育男(マツダ株式会社 常務執行役員)
レース運営サポート:TEAM NOPRO(ノガミプロジェクト)、HM RACERS(広島マツダ)
車両:#55 MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio concept
[ドライバー:井尻薫、関豊(以上プロレーシングドライバー)、寺川和紘、前田育男(以上社内ドライバー)]
車両:#12 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER
[ドライバー:調整中]
マツダは今後もコーポレートビジョンに基づき、「走る歓び」にあふれたカーライフを通じて、ユーザーの人生をより豊かにし、特別な絆を持ったブランドになることを目指すとともに、2050年のカーボンニュートラルへ挑戦していくという。