ポルシェ911のレストモッドを手掛けることで知られる、米カリフォルニア州のシンガー・ヴィークル・デザインが、最新のケーススタディモデルを公開した。1989年から1994年の間に生産された964をベースにしたこのモデルは、ポルシェ930(1975年から1989年の間に生産)のターボをオマージュしたデザインで、2月にポルシェ911リマジンド バイ シンガーターボとして公開。今回はそのスポーツバージョンとなる。
千鳥格子のファブリックも懐かしい!
同社によると、2月に公開されたスタディはラグジュアリーなスタイルで、今回のスタディはスポーツバージョンとのこと。空冷ツインターボ3.8Lフラット6エンジンは、今までの450馬力から510馬力にアップ。車高はさらに低くなり、サスペンションもハードなタイプを設定。インテリアもスポーティで、標準シートは固定バックカーボンファイバーバケットとし、ファブリックは当時のポルシェが採用していた千鳥格子の布を採用。また、後部座席はなくロールケージが配置されている。
ボディはカーボンファイバーで制作されているが、ターボレーシングホワイトとグリーンレーシングストライプのセットでペイント。一部にはカーボン素材をあえて露出させ、フロントボンネットの中央にフィラーキャップを備えていることも特徴だ。